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11月, 2021の投稿を表示しています

LEVI'S 本社

こんにちは。 私はアメリカ東海岸に住んでいますが、先日、西海岸のカリフォルニア州サンフランシスコに出張してきました。 で、デニム好きがサンフランシスコと聞けば、真っ先に思い浮かぶのがリーバイス本社。行ってきました。ドン。 全景を撮るのを忘れていましたが、窓に映っているような赤いれんが造りの建物です。 中にはセミオーダーできるブースや小さなミュージアムもあるみたいですが、残念ながらコロナだということで一般来訪者の入館日は限られており、この日は入れませんでした。 こういうのを事前に告知しないのもアメリカらしさか…。 建物にリーバイスらしさというのは特に感じませんでしたが、本社わきの歩道には「リーバイスプラザ」と書かれたモニュメントがありました。 本社に入れなかったので、周辺をぶらぶら。 西海岸は急な坂道が多いです。地震もある地域だし、太平洋側からプレートが沈み込んで隆起しているのかな? 歩き疲れたので、帰りはケーブルカーで帰ります↓ 一両編成の路面電車のような乗り物で、線路の真ん中にあるケーブルに車体を引っかけて坂道を昇り降りします。 ↑横から見るとこんな感じ。ハワイのトロリーカーみたいな感じ。 車両の半分は窓も何もないので、開放感が半端ないです。座席が空いていても、立って身を乗り出す人もいます。 この日はとても天気が良く、事前に思い描いていた「サンフランシスコ!」という感じでしたが、実際には曇りの日のほうが多いそう。 ↓最後に、この日のベストショット。平地を走る路面電車でしたが、とてもレトロで良かったです。  

BARACUTA G4

こんにちは。 昔、おっさんが着るような「わけわかんないジャンパー」が好きだと書きました。自分もおっさんと呼ばれる年代になってきましたが、やっぱりわけわかんないジャンパーは好きです。 でも、わけわかんないジャンパーにも、さかのぼれば「原型」があり、わけが分かるというか由緒正しいストーリーがあります。 というわけで、世の中すべてのジャンパーの原型とも言えるバラクータです。厳密には、原型と言えるのは同社のG9で、私が持っているG4は仕様変更版です。 ↑裏地は英国ブランドらしく、赤のタータンチェック。アウターシェルの色が変わっても、裏地は変わりません。 基本は雨を考慮したアウターシェルで、綿とポリエステルが半々の混紡です。「ドリズラージャケット」と呼ばれることもありますが、「ドリズラー」は霧雨とか小雨のことです。で、背中に湿気を逃がすためのベンチレーション。 ↑G9との違いはこちら。袖がニットからカフスに変更され、裾もニットからアジャストベルトになっています。 ↑パッチタイプの内ポケット。 ↑ボタンにもBARACUTAのエンボスが施されています。襟を折ると、垂れた犬の耳のようになるため「ドッグイヤーカラー」と呼ばれます。 ↑オリジナルハンガーがついてきました。 バラクータは、もともとはバーバリーやアクアスキュータムのトレンチコートを受注していた工場です。で、レインウエアの需要に注目してG9を製造販売し、人気を博して1937年に独立したそうです。それまで、世の中にはショート丈のジャケットはなかったようです。 G9はゴルフウエアとしての利用も念頭に置いており、Gはゴルフ、9はハーフホール数を示しています。「ハリントンジャケット」という呼び名は、1960年代に米国で放送されていた人気ドラマの登場人物ハリントンが着ていたことに由来します。それより前に、エルビス・プレスリーも着ていてすでに人気だったようです。 対するG4は「ドライブジャケット」と言われます。といっても、特に運転しやすいとも思わないのですが…。まあ、袖や裾をリブで締め付けられることを嫌う私のような人間が、昔からいたのでしょう。 G9もG4も今に至るまで仕様は変わりませんが、シルエットは時代に合わせてだんだんスリムになってきています。着てみるとかなりスタイリッシュで、「わけわかんないジャンパー」と呼ぶにはちょっと格好良す