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FOB F151 リペア後

経済学で言うところの「豊かさ」とは、ストックつまり蓄積された財の多さなんだそうです。 しかし今のように満ち足りた社会では、ハコモノを多くつくれば、逆に維持コストがかかってフローが逃げていくばかり。 なので、成熟した社会では、過去につくったものを、いかに有効活用していくかが重要なのだとか。 そう考えると、アジを楽しめる洋服というのは、まさに一生モノのストック。摩耗することで付加価値が生まれ、修繕することで着続けることができます。これぞ豊かさの象徴! てなわけで、以前からリペアに出そうと思っていたFOBの F151 を修理に出しました。 FOBに問い合わせたら送料だけで、リペア自体は無料。すばらしい :-) ↓で、帰ってきたんですが、生地に大きなダメージはないので外見は変わりません。 ↓…が、過去の写真でほつれていたかかとのチェーンステッチが ↓このように。シングルステッチで帰ってきました。 ↓また、なくなってしまっていたバックポケットの縫製が ↓復活! ↓くるぶしに空いてしまった穴は、そのまま。特に問題ないですしね。 ↓ついでに、いくつか写真を撮りました。 ↓最後に、穿いてみました。 もう10年も前のジーンズですが、まだまだ穿けそう。ストックを有効活用するため、太らないようにしなければ。 日本ブログ村

FOB F151

FOBファクトリーというデニムメーカーをご存じでしょうか。 デニムの聖地、岡山県倉敷市に本拠を置く会社です。 かつてはNYLONのデニムを受注していて、今もPORKY'Sなどのデニムを請け負っています。色落ちに定評のある、知る人ぞ知るメーカーです。 で、紹介するのはFOBオリジナルのモデルF151です。 一応XXをモチーフにしているらしいのですが、股上は浅く、シルエットはとてもすっきりしていて現代風です。デニムは確か14.5オンスです。 裏返してたたんでいたので変なしわがついていますが、ご容赦下さい。 2005年に購入したので9歳。主に2010年ごろまで主力で活躍しました。最近は出番が減りました。 ↑右足(左側)についている縦のしわは畳みじわです。 赤タブ。今は緑タブになっているようです。バックポケットのステッチはほつれましたが、アーキュエイト風でした。 パッチは鹿革。アパッチがデニムを引っ張っています。これも今はデザインが変わっていますね。リーバイスのレプリカ狩りの影響でしょうか。 ももの色落ち。太めで荒々しいタテ落ちです。 ミミのアタリもぽこぽこしていて私好み。 繰り返しになりますが、FOBのジーンズはとてもデキがよく、シルエットは現代風。手持ちのジーンズの中でも、お気に入りランキング1、2位を争うモデルです。 しかし、赤タブの色抜けが好きな私としては、赤タブがなくなってしまったのはとても残念。ディティールが変わらないままだったら、もう一本買ったのに。。。 にほんブログ村