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6月, 2022の投稿を表示しています

J.M.Weston 641 Golf 2代目 なぜ高価な靴(やデニム)を買うのか

ライトブラウンの初代ゴルフにクラックが入ってきてしまい、2代目を購入しました。といっても、2年前ですが…。 ↓右が初代、左が2代目です。 初代はロシアンカーフ、2代目はボックスカーフです。ロシアンカーフの調達が難しくなったからだそう。タンニングの手間がかかるのかもしれませんね。 個人的に感じる違いは、ロシアンカーフのほうがしっとりした感じ。 側聞するにロシアンカーフのほうが油分が多く厚いらしく、いわゆる経年変化を感じやすいらしい。でもボックスカーフのほうが丈夫だそうで、初代にクラックが入ってしまったことを考えると、ボックスカーフのほうが長持ちしてくれそう。 ↑初代に入ってしまったクラック。 ↑右が初代、左が2代目。写真でも少し分かるかもしれませんが、初代のほうが色味が濃いというか、やや赤みがかっています。むかし、 クリームに赤を混ぜていた からかもしれません。 あと、初代のほうが小さく見えますね…。目の錯覚のようにも感じますが、コバの張り出しが初代のほうが小さいからかもしれません。 ↑革の質感の違いが伝わるでしょうか。初代(右)のほうが、ツヤがありつつシットリしています。 ↑基本的な形は同じですが、ヒールは少し違いを感じます。初代(奥)のほうがヒールが浅いかもしれません。あと、やっぱり、コバの張り出しが2代目のほうがはっきりしている気がします。 初代は、クラックが入ったといっても穴が空いたわけではないので、カジュアルな場面ではまだまだ使えます。本当に丈夫な靴です。 ** さて、最近、何度か職場などで「そんなに高い靴を買う意味が分からない」とか、自分がデニムマニアだと知られたときに「お金がもったいない」とか言われます。 いい大人なので「いや~、ははは…」と苦笑いでごまかしていますが、結構しつこく言われるので、いつか自分の考え方を説明する機会があるかもしれないと思い、改めて整理しておこうと思います。 自己紹介 でも書いたように、基本的には、自分の趣向(形)があって、アジが出て、蘊蓄が楽しめて…という服装が好きなわけです。 ビンテージライクなデニムにすべてが詰まっていることは、このサイトを見ているような人には伝わると思います。では靴はどうか。 アメカジ好きだったら、まず思い浮かぶのはレッドウイングでしょうか。私は持っていませんが、なぜ好きな人が多いのかを考えたときに、デニ

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注)その2

こんにちは。 のりを落としたので記録用です。 通常の1001XXと同じ1950年代のモデルをモチーフにしているということで、シルエットは似ている気がします。ただ、こっちのほうが前股上が少しだけ深いかな?という感じです。 サイズは通常モデルが32でこちらは31。どうもDSBは縮率が低い気がします。そのへんは、別の記事にまとめたいと思います。 ↓コインポケットにカミナリが出ていたので「おや?」と思ったのですが… ↑コインポケットは耳なしでした。これは嬉しい誤算! ↑DSBの革パッチは、のり落としの洗濯でかなり変化します。品番やサイズは読めなくなってしまいました。

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注) その1

こんにちは。 DSBまとめ買いの2本目は、上野ヒノヤ別注の1001XXでした。革パッチには1001HXXとプリントされています。備忘録として末尾にお店の説明文を載せておきますが、特に追記することはなく、単なる記録です。 ヒノヤの説明 近年、私達ヒノヤは【WAREHOUSE】に別注品を オーダーさせて頂いておりますが、 2022年度もスペシャルなジーンズが到着致しました。 イメージは1950年代半ばのジーンズ。 ジーンズがワークウェアから文化へと花開く過渡期を 思い描きました。 ヒップを包み込むような深い股上。 適度な太さのある太もも周り。そして裾にかけて ゆるやかにテーパードがかかります。 生地はWAREHOUSEが長年培った経験と技術の結晶、 『デッドストックブルー』のピンクセルヴィッジデニム。 未使用のまま何十年も保管され、酸化した状態をイメージした 色合いは、当時の空気すら漂ってきそうな気がします。 ジーンズを構成するのは生地だけではありません。 ボタンやリペットなどのパーツ、縫製糸の太さ、 バックポケットやコインポケットの形状。 それら全て時代背景から照らし合わせて 妥協なく再現致しました。 ウエストバンドの裏側に当店とのダブルネームを象徴する 織りネームをひっそりと添えさせて頂きました。 糊を落とし、穿き込み、洗濯し、また穿き込む。 ひとつのジーンズを最初から育て上げる楽しさ。 是非思う存分ご堪能下さい。 メインファブリック:7.5番×7.5番 ピンクセルヴィッチデニム セルヴィッジ色:白×ピンク ボタン:鉄製タックボタン(銅メッキボタンバック) ※ボタン数はW29からW38まで、全て5つ(トップボタン含む) リベット:鉄製銅メッキリベット タグ:レーヨン100% パッチ:ベジタブルタンニングディアスキンラベル 紙ネーム:月桂樹”H"ロゴ入りネーム付き(洗濯で取れます)