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1st デニムジャケット比較 (Deluxe Ware, Full Count, Free Wheelers, Warehouse)

こんにちは。いよいよ秋になって、デニムジャケットの季節がやってきました。私は 1stが好きで何着も持っているのですが、いろいろと出入りがあって手元に残っているのは7着(一時期よく着ていたUESとかTCBは、旅立ちました)です。ブランドごとに形やディティールが少しずつ違うので、ちょっと比較してみようと思います。 ■ デラックスウエアDX401XX 手元に残っている中では最も古株で、 かれこれ10年選手になりました。何度も紹介していますが、形は1stで袖は2ndというジャケットをずっと求めていて、デラックスウエアが出してくれたのでした。 形は細身で、着丈は普通。立体裁断されていて、シルエットは3rdに近いです。私は腕が長いので、袖丈はすこーし短いかな?という感じですが、違和感はなく着られます。「第二次世界大戦が起きていなければ」と仮定してつくられているので、ディティールは1stのままでシルエットが現代風になっています。 バックシンチは針ではないタイプ。 ■ デラックスウエアDX401AXX DX401XXの後継です。 身幅を少しゆったりさせて立体裁断も抑え、昔のボックスシルエットに寄せたようです。腕周りも少し太くなったと思います。 バックシンチは、ユリバックルになっています。太い針タイプでしたが、私は針は折り取ってしまいます。理由は以前に書きましたが、電車とかで他人に刺さる可能性があるからです。 ■ フルカウント2107 久しぶりの登場ですが、あまり着ていないので変化がありません。。。 でも、自分の体型には非常に合っているので、気に入っています。 身頃はやや細身、身丈はやや長め。腕周りは普通で、袖丈は、腕の長い私にちょうどいいので、ちょっと長めなのかもしれません。 バックシンチは針っぽいのですが、先端はとがっていないので、そのままにしてあります。 ■フルカウント2017T 紹介するのは初めてかもしれません。2107のTバックモデルです。 シルエットが気に入っていた2017にTバックモデルが出たということで衝動買いしました。2107の出番が少ないのは、この「T」を購入したためです。 シルエットは同じで、背中がスプリットバックに。そして、縫製糸がすべてイエローです。 ■ Free Wheelers 506XX 身幅は細め、着丈は短め、袖は太めで長めです。着丈の短いTシャツな

シンチバックの始末 その2

こんにちは。 先日、フリホのバックシンチの針を折り取ったことを報告しました。 そのときにもちょっと触れたのですが、ウエアハウスのDD2001XX(1946)も針タイプだったので、同様に折り取りました。 このモデルは、一回抜き取ったベルトをもう一度金具に通すのがとても大変。縫い付けられている側の生地を一方に寄せて金具の隙間を広げ、手を痛めながらぐいぐい押し込んで、何とか復旧しました。 ぱっと見、何の問題もありません。 これを機に着てみたら、あれ、結構いいシルエットしてるな、と。身幅が広い分、Tシャツに羽織るとぶかっとして見えるのですが、スウェットの上からだとちょうどいいですね。これから頻繁に着ようと思います。

シンチバックの針の始末 (Freewheelers 1st JKT)

こないだ、フリホの1stのシンチの針について書きました。 ↓結局、針を折り取ってしまいました。   昔流だとベルトごと切り取るところですが、とりあえず針だけ取って、そのままバックルに通しました。 ↑見た目は違和感はありません。 当面このまま着ようと思います。

シンチバックの針 (Free Wheelers 1st JKT)

こんにちは。 前にも書いたのですが、アメリカ北部は日本よりもデニムジャケット(DJ)を着ることができる期間が長い気がします。 日本から、 UES 、 FreeWheelers 、 DeluxeWare 、 FullCount 、 TCB など濃色の1stDJを何着も持ち込みました。ここぞとばかりに着込んでいます。日本では本社勤務だったのでDJで出社するのははばかられたのですが、今は少人数の出先事務所なので、ほぼ私服で勤務できます。私服勤務、いいですね!仕事にも身が入るというものです。 で、FreeWheelersを着ていたときにふと背中に手が回ったときにチクリと痛みが走りました。 ?? 調べてみると、シンチバックの針が生地を貫通して、針が出ています。 考えてみれば、私が今まで着てきた1stDJの多くは、針タイプではなかった気がします。このフリホと、 WarehouseのDD2001XX(1946) ぐらいかな?針タイプをモチーフにしていても、先が丸まっていたりしていました。ここまで鋭い、まんまの「針」は初めてかもしれません。これ、結構、危ないです。 ソファや車のシートの背もたれを傷つけてしまう恐れがありそう。昔の人は切ったりしていたようで、私もJoe McCoyの902はバックルをカットしました。これもそうしようかな…。あるいは針の先を削って丸めるか…。 みんなどうしているのかと気になって調べてみましたが、あまりヒットしませんでした。まあ、こういうモデルを買う人は、もともと一定のリスクを前提にしているのかもしれません。 ただ、 「ちょうど子供の目線ぐらい」 といった書き込みをしている方を見ました。確かに! 混雑している電車では、危ないですね。人の手を刺してしまう可能性もあります。 忠実な再現もいいですが、ちょっと危険なので、もしまた1stDJを買うことがあれば、針タイプは避けたいと思います。

比較 デラックスウエアのDX401XXとDX401AXX

こんにちは。 ファーストが好きな私ですが、袖だけはセカンド以降の仕様がいい。そんなワガママを形にしてくれたのがデラックスウエアでした。 振り返ってみれば、最初にジージャンを買ったのは学生時代。リーバイスのセカンドの復刻507でした。その後ファーストに傾倒していくことになります。というのも、胸ポケットが二つついたセカンドの「安定」よりも、片ポケットのアンシンメトリーな「不安定」が良かったんですよね。 キルケゴールは『不安の概念』で、「 不安とは人間の根源的な自由が体験するめまいである 」と書いています。安定とは、そこから動かないこと、動けないこと。逆に不安とは、前後左右、時間すらも超えて、どこにでも行ける。「 自由であるということは、特定の本質を持たないという無のなかにいることとなり、無を前にした気分が不安を呼ぶのである 」 つまり、ファーストは自由の象徴なのです。 なんつって。 なので、次にリーバイス506の復刻を購入したのですが、そこで初めて袖の仕様の違いに気付きました。カフスボタンが手のひら側に来るという、アレです。理由は繰り返しませんが、ボタンの位置はセカンドがいい! かつては、今みたいに創作ファーストなんてなくて、だいたいオリジナルの仕様通りのモデルが多かったです。どうしても「ファーストのボディにセカンドの袖」を実現したかった私は… まず、前述のリーバイス507レプリカの胸ポケットの一つを、取っちゃいました。ファーストの胸ポケットは入り口をリベットで留めていますが、セカンドはカンヌキなので、糸をほどけば取れないことはないんです。 ただ、カンヌキを取ったら小さな穴が空いちゃったうえ、ポケットを取ったところとほかのところの色落ちの差が激しすぎて…。やっぱり失敗でした。 その後、ウエアハウスに電話してお願いしたけど断られたり。そんなこんなでデニムジャケットからは遠のいていたのですが、2013年にDX401XXを購入したわけです。ネットで知って、すぐに買いに走りました。 そして、この夏に、後継のDX401AXXが出ました。腕の仕様は変わりませんが、ボディのフィット感を緩くして、着丈も短くし、オリジナルのファーストジャケットに寄せたようです。迷いましたが、DX401XXには非常にお世話になったので、どうせならと購入したわけです。近くに試着できる店がなく、公式通販で「今

DELUXE WARE DX401AXX

この夏、デラックスウエアのDX401XXに後継モデルが出ました。 DX401XXは、ディティールはファーストで、シルエットを現代的にして、袖をセカンドにしたという私好みのモデル。その後継モデルは、全体的にシルエットを緩くした感じのようです。 最近ジャケットを新調しまくっているなか、非常に迷ったのですが、 DX401XX は大のお気に入りなので、後継がどう変わったのか気になるところ。購入してしまいました…。 近くに試着できる店がなく、サイズ選びに悩みました。 公式サイトには「普段と同じサイズで」と書いてあります。私のDX401XXは40なので、AXXも40にしました。某ショップでは「ワンサイズ以上大きい」と書いてあり、確かに身頃はかなり余ります。ただ、着丈も少し長めなので、野暮ったくはなりません。 ↑「DELX.W」の赤タブ、ライトオンスのフラップ裏。ディティールはDX401XXと大きくは変わりません。 ↑私がこのモデルを愛してやまない理由が、カフスボタンの位置。普通のファーストモデルは手のひら側ですが、デラックスウエアはセカンドと同じ手の甲寄りに。 私は腕が長く、ボタンを閉めるとちょっとヘンな感じになるので、だいたい開けています。その場合、ボタンが手のひら側にあると、手首を曲げたときに袖が広がって、なんかおかしいんですよね。ちょっと独特の感覚ですけど。 ↓こうなるのがイヤなんです… ↓ウエアハウスの DD2001XX と同じく、バックシンチに彫刻。  偶然でしょうけど、狙ったような感じ。これからは、このタイプが流行るのでしょうか…? さて、形はファーストだけど袖ボタンはセカンド、という変化球を愛してやまない私ですが、振り返ってみれば20年ぐらい前に、ウエアハウスに電話してオーダーメイドしてもらおうとしたことがありました。当時、ウエアハウスがジーンズをカスタマイズするサービスをやっていて、頼んでみたんです。答えは「そういうのはやっていない」でした。かなりマニアックな願いだったんでしょうかね。 でも時は経ち、昔のモデルを忠実に再現するだけでなく、オリジナリティを加えたモデルも増えました。私が願ってやまなかった「ファーストのボディにセカンドの袖」というモデルに出会ったのは、デラックスウエアのDX401XXが初めてでした。ブログをたどると、もう7年ぐらい前。感激しましたね。

FREE WHEELERS (Vanishing West) 506XX 1st Jacket

8年前にも経験したのですが、痩せてくると洋服のサイズが変わってきて、気になっていたアイテムをオトナ買いしてしまいます。 最近、家内のご指導もあって夜に炭水化物を抜く生活なり痩せてきました。そして、急にいろんなデニムに手を出し始めました。何を試着しても、今までより格好良く見えますし、「頑張っている自分へのご褒美」ということで財布のひもが緩みまくりです。 そんなこんなで、ずっと気になっていたフリホの506XXです。 ファースト、セカンド、サードとひととおり通ってきましたが、 やっぱり大好きなファースとばかり増えてしまいます。 鉄製ボタンはラッカー加工などしておらず、ぴかぴか。 いい雰囲気のレザーパッチ。牛革でしょうか。 506という、リー○イスのファーストの品番そのもの。コダワリを感じます。 ↑ポケットのフラップの裏地はライトオンスのデニム生地。でも、丸まりませんでした。 ↑ポケットのボタン裏には補強のためセルビッジ付きのデニム生地が当てられています。こういう実物があったのかどうかは知りませんが…。 ↑V.WESTの赤タブ。かっこいい。 後ろ姿。裏返して洗濯→乾燥機で、ゴワゴワになっています。 バックシンチは針タイプです。 フリホのファーストの何が気になっていたのかというと、シルエットとディティール、そして生地が良かったんですよね。 ファーストモデルは1900~1950年代に作られたモデルで、息が長いので年代によってディティールはさまざま。最初期はジャケットというよりシャツの延長というか、デニムブラウスと呼ばれていたそうです。着丈は短く、でも身頃はややタイトなボックスシルエット。袖も短く、カフスは手の内側で留めます。 で、このフリホの506XXは戦後のファーストをベースに、シルエットはやや着丈を長くして現代風にしてあるそうです。 生地は14ozで、糸から探したといいます。 フリホが理想とするデニムは粘りと張りがあって、型崩れしにくく、洗えば戻る生地。そして、縦落ちはわざとらしくなく、ほどよい綾立ちとざらつき感があるデニムなんだそうです。 それまでにも糸から探して生地を作っていましたが、2016年(だったかな?)に、さらに理想のデニムに近づけるため、5種類の綿をブレンドした生地をつくりました。 そして、旧モデルのデニムとビンテージデニムを比較分析したところ、縦糸にも横糸に

WAREHOUSE DD2001XX (ファーストジャケット1946年モデル)

最近、急にウエアハウス熱が高まりまして。 今度はファーストジャケットDD2001XXを購入してしまいました。 ウエアハウスはファーストジャケットを2001という品番で出し続けています。 品番は同じですが、生地や仕様を少しずつ変えていて、今も全サイズTバックにした2001XXや、1920年代のファーストを再現したという2001も出しています。 で、私が購入したのは1946年モデルというやつで、大戦直後のファーストをモデルにしているそうです。物資統制は終わったものの、やや厚手の生地とイエローステッチに大戦の名残が。 シルエットは、Tバックモデルと同じく、レギュラーの2001XXよりも少し身幅を太めにしてあるそう。トップスを大きめにする最近の着こなしに合わせたのでしょうか。一時期のファーストジャケットは、実物よりも着丈を長くして細身にしたタイプが主流でしたが、これも時代の流れなのでしょう。アームホールも太いです。 ↑サイズは38と悩んだ揚げ句、40に。身幅は38のほうがちょうど良いのですが、袖が足りなかったです。 赤タブ。上下の端が白い糸で縫われています。 これ、たまたまそうなったんじゃなくて、実際にそういうビンテージがあったからなんだそう。ウエアハウスは、ホント芸が細かい…!!だれが気付くんだ!! そして、胸のボックスステッチ。通常は右側、着用者から見て左側のボックスは上部から縫い始めて二重になるそうなんですが、これは左右とも下部から縫い始めて二重になっています。…いや、だからだれが気付くんだって!! かなりのデニム変態野郎である私が引くレベルです(笑) 生地はWWIIデニムという14oz。 ボツボツとした荒々しい色落ちになるそうです。 今、ウエアハウスの生地はバナーデニムという13.5oz、このWWIIデニム14oz、そして800XXなんかに使われている強撚糸デニム14.5ozという3種類。なんかこんがらがりますが、秋にはさらに酸化デニム2種類を投入するそうで…。いや、大変だ。 ↑今回の購入に踏み切る決め手になったと言っても過言ではない、バックシンチ。 実際のモデルにあった刻印を、日本の職人に頼んで再現してもらったそう。 いやー、ホント、だれが気付くんだ!!! というところが大好きですね。 見えないところにカネをかける、これぞ江戸っ子ってもんです。ウエアハウスは大阪発