スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(Jeans)が付いた投稿を表示しています

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注)その3 ~老子に怒られる~

明けましておめでとうございます。 年末に体調を崩して寝込んでいたので、本を読みました。今さらながら「老子」。数々の名言で知られる東洋の哲人ですが、「足るを知る(足るを知れば辱められず)」も老子の言葉です。欲深さへの戒めです。煩悩にまみれてデニムやN-1をいくつも買い集めている自分を見れば、老子も激怒することでしょう。 なかでも、デニムフリークのコレクター心に着火しまくるブランドがウエアハウス。細かい年代別モデルの再現や生地の違いなどで、似たようなアイテムを買ってしまう人もいるのではないでしょうか。 私もウエアハウスのジーンズは何本か持っています。まあ、老子は過去をくよくよ思い悩むな、ということも説いているので、買ってしまったことは忘れましょう…。 というわけで、新年の記事はデニムから。ウエアハウスの1本が、気付いたら色落ちしてきていたので紹介します。 これは上野のアメカジショップ「ヒノヤ」の別注で、デッドストックブルーという生地を使った「1001HXX」という品番です。普通の1001XXより、少し股上が深くて少し細身です。 なんというか、めちゃめちゃフツーな形です。ザ・スタンダード。 コインポケットはミミなしで、カミナリが入っています。ここもお気に入りポイント。 ヒノヤの別注品であることを示すラベル。 ↑ベルトループはセンターオフセット。50年代モチーフなのかしら。赤タブも両面です↓ あまり洗濯していないのですが、革パッチがすごくイイ感じに変化しています。赤タブは両面。 DSB生地にもいろいろあるらしいのですが、細かくは知りません。 オンスは軽めで、持った感じも軟らかい。それでも随所に現れる激しいアタリが出ます。 すごく気に入って、もう1本ストック用に買ってしまいました。…こりゃ、やっぱり老子に怒られるなあ。 それでは、皆さん今年もお世話になりました。良いお年を!

Levi's 501 150周年モデル

こないだ街をぶらついていたらリーバイスのお店があり、501の150周年モデルがありました。なかなかの作り込みで、そこまで高くもなかったので衝動買いしてしまいました。 後から知ったのですが、パッチやタブに販売国の言語(日本はカタカナ)を配したモデルも売られていたようですね。米国はもちろん普通の英語版ですが、売れ残っています。 501を買うのは何年ぶりだろう。初めて買ったのは中学生ぐらい。アメ横で5000円ぐらいで買って、洗ったら縮んで穿けなくなり、「501って難しい!」と敬遠した経緯があります。 その後、大学生の時に502の復刻でレプリカジーンズにハマり、503とかも穿きました。501の復刻は高くて手が出なかったけど、社会人になってお金に余裕ができて、47、55、 66 とひととおり通ってきました 。 しかし、国産ブランドのほうがデキがいいのでほとんど処分してしまい、リーバイスには手を出してきませんでした。 でもまあ、せっかくの150周年モデルで面白い仕様だし、原点回帰で501の1本でも買ってみるか、と。だから、LVCでもない現行の501という意味では、中学生の時にアメ横で買って以来ウン十年ぶりですね。 ↑ノンウォッシュのリジッドです。シルエットは現行のレギュラー501と同じなのかどうかは分かりません。ただ、日本製ジーンズで言えば、フルカウントの1108ぐらいの中間~やや細めなのかな? 細かいディティールは満載です。 ↓まず、紙ではなく革パッチで、501の横に白地で「150th」のプリント。 ↓赤タブも「150」。裏に「LEVI'S」のビッグE。 ↓ちょっと分かりにくいですが、ボタンにも「150」のエンボス。 ↓リベットには1853と2023という年数が小さく刻まれています。こちらも分かりにくいですが…。 ↓パッチ裏の腰帯のところに記念のラベルが縫い付けられています。 ↓残念ながらというか何というか、中国製。 ↓ポケットスレーキにも記念のスタンプ。For 150 years. ↓リベットの受け側にも「150」。どんだけ150を推すんじゃ。 ↓ボタンフライの裏も銅製で、創業年の「1853」と今年の「2023」で150年を演出。来年には使えなくなってしまう細かい副資材をいちいち作ったのだなと思うと、企画したのは日本人なのではないか?と勘繰ってしまいます。 ↓ミミに

FreeWheelers Vanishing West 601XX 1946 その3

こんにちは。 突然ですが、皆さん新聞を読んでますか? 私が敬愛してやまないタモリさんは、 新聞を隅から隅まで読んでムラムラするんだとか。それは、妄想するネタの宝庫だからだそうです。 長短の記事から、いろいろと想像を働かせる。想像を働かせるのは人間に許された(もしかしたら、ほかの動物もいろんな妄想をしているのかもしれませんが)遊びで、お金のかからない楽しみなのだそう。 いまは短い動画が流行だと思いますが、 そこから妄想することってあまりないですよね。新聞に限らず、活字や文章というのは、ヒトの想像をかき立てるメディアだと思います。 さて、皆さんは、 ジーンズの「1946年モデル」と聞いて何を想像しますか? 第二次世界大戦が終わった直後。物資統制が解除され、通常モデルへと戻っていく過程のジーンズです。わが国は敗北の惨めさと困窮にまみれた混乱の時代だったでしょう。原爆への衝撃や、復興に向けた希望もあったかもしれません。 一方、戦勝国でありデニムの母国アメリカは、おそらく自信と喜びに満ちあふれていたのではないでしょうか。 私は1946モデルを目にするとき、そんな複雑な思いを抱きます。そう言えばタモリさんは終戦の1945年生まれだから、ちょうど1946年モデルと同じ生誕背景ですね…。 デニムというのは歴史が長い分、活字メディアと同じように、いろいろな想像力をかき立てますね(強引)! ↓さて、前置きが長くなりました。表題のモデルです。 ちょいちょい穿いていて、 前回 から少しだけ変化しているかな? 前ポケットのスレーキはネル生地。色味からも、何となく秋冬用デニムにしています。 後ろ姿。太いので、ハチノスが定着するのか分かりませんね。 ロールアップしていたので、痕が残ってしまいました。 おしりは気に入っています。 バックポケットと革パッチ周りですが、パッカリングとよじれの痕が良い感じです。 さて、冒頭に書いたように、「1946年モデル」と聞くと、私は複雑な思いを抱きます。人類の汚点とも言うべき第二次世界大戦が終わった安堵と、戦後の混乱、次の時代に向けた準備の期間。想像するのは、米国では帰還した米兵が家族との再会を喜び、日本では闇市などで食いつなぎながらしぶとく生き抜こうとする国民の姿です。 われながら考えすぎだとは思います。でも、妄想や想像は、無料の遊び。ジーンズはファッションアイ

WAREHOUSE 900XX ~ジャケットとジーンズ

もう年の瀬ですね。 年齢も重ねてきたので、来年はテーラードジャケットにジーンズを合わせてやろうかなと。 ↓こんな感じが理想です。 …いや、まあ、顔が違えば雰囲気も変わってくるというのは、これまでに何度も繰り返してきたことで。私がやってもこうはなりませんが(特にサングラスは似合わない)、まあ雰囲気だけでも真似したいなと。  テーラードと合わせるとなると、太めもいいんですけど、基本的には細めかなと。 日本では、きれいめで穿くジャパンデニムとなるとリゾルトが有名なよう。でも、米国じゃ買えないし、後述するような理由もあってちょっとなあ~…と。 で、思い出したのが、日本から持ってきたウエアハウスの900XX。そうだ、これがあるじゃないか!と。 リゾルトと比べられるものではないと思いますが、シュッとしていてかっこいいです。 まだまだ濃紺ですね。 パッチの下に、シリアルナンバーがプリントされたタグがついてます。 ディティールはビンテージを参考にしているので、隠しリベットがついています。 …で、先に書いた、なんでリゾルトは「ちょっとなあ~…」なのか、と。 いや、たいした理由じゃないんですけど、最大の理由は赤タブがないこと。僕は赤タブの経年変化も好きなんですよね。あれがないと、ちょっと寂しいなと。 もう一つは、ブランドのコンセプトが強すぎるということ。ウエストはぴったりで、丈は短めがお薦めなのは分かるし格好いいと思うんですけど、あまりブランド側の押しが強すぎると、私としては引いてしまうというか。 実際には通販で好きなサイズを買ったりもできるんでしょうけど、デザイナーの林さんにフィッティングしてもらって「これがベストや」と言われたら断れないですよね。 昔のウエスなんかもそうですが、「こうじゃなきゃダメ」という閉じられた世界になってしまうと、それ以上のケミストリーやセレンディピティが望めなくなってしまうと思うわけです。 …とまあ、そんなわけで来年はウエアハウスの900XXも交えつつ、好きなジーンズやジーンズ以外のパンツも肩肘張らずに穿いてこうと思っています。 それでは皆さん、良いお年を!

WAREHOUSE 1001XX その5

秋も深まり、何度目か分かりませんが1001XXを洗濯しました。DSBでもDDでもない、フツーの1001XXです。 あまり変わり映えしませんが、なにせネタがないのでアップしておきます。   うーん、あらためて、変わり映えしない…。 でも、一時帰国したときに、録画しておいてもらったアメトークのジーンズ大好き芸人を見て、触発されまして。 ああいう番組で取り上げられたら、またデニム人気が高まるんでしょうか。ブランド名もバンバン飛び交っていたし、買えなくなっちゃうんじゃないかと心配しています。

音楽と服装

最近、学生や20代のころに聞いていたミュージシャンの動画を見たりしています。 自己紹介でも書いたのですが、山崎まさよし、斉藤和義、奥田民生なんかが好きです。自分がギターを弾くから、というのもあるんですが、やっぱりギタリストは好きですね。 そして、皆さんもそうだと思いますが、好きな著名人の服装から影響を受けているのではないでしょうか。はい 、 この3人の名前を挙げれば何となく察しはつくと思いますが、服装の方向性も同じですw 服装も含めた雰囲気全体が好きなんですよねー。昔、山崎まさよしの写真集まで買っちゃいましたからね。男なのに。 前にもちょっと書いたのですが、服装というのは、大半の人の人生において補助的な役割です。本来はその人の内面が重要であって、そこに花を添えるものですよね。 どんなに服飾が好きでも、そこにばかり気合を入れている人は、格好良くは見えないものです。音楽家や俳優など人前に出る人は分かりやすいですが、そもそも本業や、その人の生き様が重要。そこで格好良さを見せられる人こそ、服装が格好良く見えると思うのです。 だから、頑張って内面を磨こうと思う今日このごろです。

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注)その2

こんにちは。 のりを落としたので記録用です。 通常の1001XXと同じ1950年代のモデルをモチーフにしているということで、シルエットは似ている気がします。ただ、こっちのほうが前股上が少しだけ深いかな?という感じです。 サイズは通常モデルが32でこちらは31。どうもDSBは縮率が低い気がします。そのへんは、別の記事にまとめたいと思います。 ↓コインポケットにカミナリが出ていたので「おや?」と思ったのですが… ↑コインポケットは耳なしでした。これは嬉しい誤算! ↑DSBの革パッチは、のり落としの洗濯でかなり変化します。品番やサイズは読めなくなってしまいました。