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WAREHOUSE 900XX ~ジャケットとジーンズ

もう年の瀬ですね。 年齢も重ねてきたので、来年はテーラードジャケットにジーンズを合わせてやろうかなと。 ↓こんな感じが理想です。 …いや、まあ、顔が違えば雰囲気も変わってくるというのは、これまでに何度も繰り返してきたことで。私がやってもこうはなりませんが(特にサングラスは似合わない)、まあ雰囲気だけでも真似したいなと。  テーラードと合わせるとなると、太めもいいんですけど、基本的には細めかなと。 日本では、きれいめで穿くジャパンデニムとなるとリゾルトが有名なよう。でも、米国じゃ買えないし、後述するような理由もあってちょっとなあ~…と。 で、思い出したのが、日本から持ってきたウエアハウスの900XX。そうだ、これがあるじゃないか!と。 リゾルトと比べられるものではないと思いますが、シュッとしていてかっこいいです。 まだまだ濃紺ですね。 パッチの下に、シリアルナンバーがプリントされたタグがついてます。 ディティールはビンテージを参考にしているので、隠しリベットがついています。 …で、先に書いた、なんでリゾルトは「ちょっとなあ~…」なのか、と。 いや、たいした理由じゃないんですけど、最大の理由は赤タブがないこと。僕は赤タブの経年変化も好きなんですよね。あれがないと、ちょっと寂しいなと。 もう一つは、ブランドのコンセプトが強すぎるということ。ウエストはぴったりで、丈は短めがお薦めなのは分かるし格好いいと思うんですけど、あまりブランド側の押しが強すぎると、私としては引いてしまうというか。 実際には通販で好きなサイズを買ったりもできるんでしょうけど、デザイナーの林さんにフィッティングしてもらって「これがベストや」と言われたら断れないですよね。 昔のウエスなんかもそうですが、「こうじゃなきゃダメ」という閉じられた世界になってしまうと、それ以上のケミストリーやセレンディピティが望めなくなってしまうと思うわけです。 …とまあ、そんなわけで来年はウエアハウスの900XXも交えつつ、好きなジーンズやジーンズ以外のパンツも肩肘張らずに穿いてこうと思っています。 それでは皆さん、良いお年を!

ADIDAS TRACK TOP BECKENBAUER

デニムにジャージのトラックトップ、というのは王道の組み合わせのひとつです。中でも、学生時代によく見ていたJamiroquaiの影響からか、アディダス・オリジナルスをタイトに着こなす服装が好みです。 アディダス・オリジナルスというのは、1972年から95年まで正式なロゴだった「トレフォイル」(三つ葉のマーク)を戴いたストリートファッション向けのライン。スポーツのため最新素材を使ったアディダス・パフォーマンスとは別で、クラシカルな商品が多いです。 その中でも、私が持っているのは「ベッケンバウアー」です。 だれでも名前ぐらいは聞いたことがあると思いますが、ベッケンバウアーは人名です。旧西ドイツのサッカー選手で、1974年に本国開催されたワールドカップでは西ドイツ代表を優勝に導き、 所属していたバイエルン・ミュンヘン時代はブンデスリーガ優勝5回、 欧州チャンピオンズカップ優勝3回を果たすなど、輝かしい功績を残しています。その重要な役割から「皇帝」とまで言われました。皇帝はドイツ語で「カイザー」。かっこいい! ↑復刻モデルには、リサイクルポリエステルが使われていることを示すタグが付けられています。 ↑ダブルジップ仕様。 ↑アディダスを象徴するスリーライン。もともとは生地の伸びを防止する役割があったそう。ハンドウォーマーポケットはジップで止めるタイプです。 ↑トレフォイルの刺繡。そして、首元まである襟もジップで閉められるようになっています。 最初につくられたのは、ベッケンバウアーが現役だった1968年。2015年から復刻されています。パンツもあって、上下ともスリムです。 しばらくクローゼットの肥やしになっていたのですが、知り合いの女性がアディダスのトラックトップをタイトに着こなしていたのが格好良くて、再び引っ張り出しました。

F.O.B コーデュロイジャケット その2

 F.O.Bのコーデュロイジャケット がすこーし大きいなと感じていたので、乾燥器にかけました。特に着丈が長めだったのが気になっていたのですが、縮んでちょうどよくなりました。 写真ではなかなか伝わらないと思いますが、生地がぎゅっと締まりました。着込むと畝がつぶれたりして、コーデュロイ独特のアタリがでてくるのでしょう。楽しみです。 ↑腰にうねりが出てきました。 ↑レーヨンタブは丸まったまま。ホワイトリー○イスをオマージュしての白タブなのでしょうか。 ↑タグにmade in japanの刺繡。乾燥器で縮んで良い感じになりました。

Private White のハリントン・ジャケット ~ダサい服装とは~

こんにちは。 以前、おっさんが着るわけわかんなジャンパーが好きだということで、 バラクータのG4 を紹介しました。 防水機能があったので、こういうジャンパーの形を「ドリズラー(小雨)・ジャケット」といいますが、 「ハリントン・ジャケット」とも呼ばれます。1960年代の人気テレビドラマの登場人物ハリントンが着ていたからだとか。さらに日本では、ゴルフで着用されるということで「スイング・トップ」という名前もあります。 たくさんの呼び名があるということは、それだけ普及している証拠ですよね。 さて今回は、Private White V.C.という英国ブランドのハリントンジャケット。1937年にホワイトさんという人が起こしたメーカーです。 黒く見えますが、ダークネイビーです。 ↑後ろ姿はとてもシンプル。バラクータにあるようなバックヨークはありません。 ブランドタグ。V.C.って何の略だろう? ↑有名なベンタイル社の生地。綿ですが、高密度で織っていて防水機能があります。 ↑内ポケット。両胸についています。 ↑カフスのスナップボタン。「Made in Manchester」と刻まれています。マンチェスター製にこだわってます。 ↑ボタンやファスナーはピンクに近い独特の色味。スイスのRIRIというところのだそうで、銅製だからそのうちくすんでくるのでしょう。 冒頭に「わけわかんないおっさんのジャケット」と言ったように、ハリントンジャケットというのはどちらかというと野暮ったいイメージがあります。昔と違ってシルエットはタイトになっていますが、やっぱり「おっさん」のイメージが付きまといます…。 しかし、ですね。私は言いたい。 世の中のハリントンジャケットラバーは 決してダサくない と! そもそも、このサイトを見てもらったら分かるように、 私は太めのデニムだの杢グレーのスウェットだのを好んで着ています。 もう同じような服ばかり何着も集まってしまっています。 アイテムだけを見ていたら、一般的にはダサいと言われるようなものばかりかもしれません。 ハリントン・ジャケットも、若い人が着ると何となく違和感があるというか、「あえて」おっさん感を出しているように見えてしまいますが、「おっさん」が着ると意外にしっくりくるものです。太いデニムだってグレーのスウェットだって、サイズに気を遣えば美しくまとめることは可

WAREHOUSE 1001XX その5

秋も深まり、何度目か分かりませんが1001XXを洗濯しました。DSBでもDDでもない、フツーの1001XXです。 あまり変わり映えしませんが、なにせネタがないのでアップしておきます。   うーん、あらためて、変わり映えしない…。 でも、一時帰国したときに、録画しておいてもらったアメトークのジーンズ大好き芸人を見て、触発されまして。 ああいう番組で取り上げられたら、またデニム人気が高まるんでしょうか。ブランド名もバンバン飛び交っていたし、買えなくなっちゃうんじゃないかと心配しています。

タモリとカメラ SONY α7 IV

突然ですが、私はタモリさんのファンです。 座右の銘が「適当」で、「目標を持っちゃいけない」と公言してはばからないタモさん。あんな風に生きたいなと、そういう「目標」を持ってしまう矛盾に悩む日々です(笑)。 さて、服飾や料理、ジャズ、お酒など多趣味なことで知られるタモリさんですが、 写真もたしなみます。なんでも、ビートルズを撮影したことで知られる浅井慎平氏から教えてもらったとか。個展を開いたこともあるそうです。 渡米する前はよくブラタモリを見ていたので、オリンパスのOM-Dを構える場面は見たことがあります。その後、私は気付かなかったのですが、SONYのαシリーズの何かを使う姿が移ったようです。 だからというわけではないのですが、私もα7 IVを買い足しました。フィルム時代からずっとニコンを使ってきましたが、初めて他社に乗り換えです。 SONY α7 IV …と、ここで気付いたのですが、今まで使っていたD850を紹介していませんでしたね。2017年に発売されて、しばらくして Df から乗り換えました。 NIKON D850  D850はハイアマ向けのデジタル一眼としては最高にして最後のモデルとの呼び声が高い名機です。プラスして、私が写真を始めたのは、フィルムカメラとして最終形のF100で、D850とは操作系統が全く同じで使いやすい。レンズもひととおり揃っているし、このまま使い続けるつもりです。 D850の操作系統はF100とほぼ同じ …が、いかんせん重い…。ちょっと持って街歩きでもするか、という気には、なかなかなれません。ごついから、ちょいとスナップ、という感じにも見えないし。 なので、小さいミラーレスを買い足すことにしました。そのままニコンを踏襲しようかとも思ったのですが、クラシカルな見た目と、ミラーレス一眼を世に広めた功績に敬意を表してSONYにしました。 クラシカルな外観とダイヤル配置が好みです。 タモさんがSONYに乗り換えていたことを知ったのは、その後です。α1を褒める人も多いし、選択肢にも入っていたのですが、シャッター音が好きになれませんでした。 シャッター音て、私の中ではけっこう大切です。自分が「写真を撮っている」という気分になるし、人を撮っている時は、被写体も撮られているな、という気にさせるものだと思うからです。 たとえばグラビア撮影で、シャッター音が「ポ

音楽と服装

最近、学生や20代のころに聞いていたミュージシャンの動画を見たりしています。 自己紹介でも書いたのですが、山崎まさよし、斉藤和義、奥田民生なんかが好きです。自分がギターを弾くから、というのもあるんですが、やっぱりギタリストは好きですね。 そして、皆さんもそうだと思いますが、好きな著名人の服装から影響を受けているのではないでしょうか。はい 、 この3人の名前を挙げれば何となく察しはつくと思いますが、服装の方向性も同じですw 服装も含めた雰囲気全体が好きなんですよねー。昔、山崎まさよしの写真集まで買っちゃいましたからね。男なのに。 前にもちょっと書いたのですが、服装というのは、大半の人の人生において補助的な役割です。本来はその人の内面が重要であって、そこに花を添えるものですよね。 どんなに服飾が好きでも、そこにばかり気合を入れている人は、格好良くは見えないものです。音楽家や俳優など人前に出る人は分かりやすいですが、そもそも本業や、その人の生き様が重要。そこで格好良さを見せられる人こそ、服装が格好良く見えると思うのです。 だから、頑張って内面を磨こうと思う今日このごろです。

J.M.Weston 641 Golf 2代目 なぜ高価な靴(やデニム)を買うのか

ライトブラウンの初代ゴルフにクラックが入ってきてしまい、2代目を購入しました。といっても、2年前ですが…。 ↓右が初代、左が2代目です。 初代はロシアンカーフ、2代目はボックスカーフです。ロシアンカーフの調達が難しくなったからだそう。タンニングの手間がかかるのかもしれませんね。 個人的に感じる違いは、ロシアンカーフのほうがしっとりした感じ。 側聞するにロシアンカーフのほうが油分が多く厚いらしく、いわゆる経年変化を感じやすいらしい。でもボックスカーフのほうが丈夫だそうで、初代にクラックが入ってしまったことを考えると、ボックスカーフのほうが長持ちしてくれそう。 ↑初代に入ってしまったクラック。 ↑右が初代、左が2代目。写真でも少し分かるかもしれませんが、初代のほうが色味が濃いというか、やや赤みがかっています。むかし、 クリームに赤を混ぜていた からかもしれません。 あと、初代のほうが小さく見えますね…。目の錯覚のようにも感じますが、コバの張り出しが初代のほうが小さいからかもしれません。 ↑革の質感の違いが伝わるでしょうか。初代(右)のほうが、ツヤがありつつシットリしています。 ↑基本的な形は同じですが、ヒールは少し違いを感じます。初代(奥)のほうがヒールが浅いかもしれません。あと、やっぱり、コバの張り出しが2代目のほうがはっきりしている気がします。 初代は、クラックが入ったといっても穴が空いたわけではないので、カジュアルな場面ではまだまだ使えます。本当に丈夫な靴です。 ** さて、最近、何度か職場などで「そんなに高い靴を買う意味が分からない」とか、自分がデニムマニアだと知られたときに「お金がもったいない」とか言われます。 いい大人なので「いや~、ははは…」と苦笑いでごまかしていますが、結構しつこく言われるので、いつか自分の考え方を説明する機会があるかもしれないと思い、改めて整理しておこうと思います。 自己紹介 でも書いたように、基本的には、自分の趣向(形)があって、アジが出て、蘊蓄が楽しめて…という服装が好きなわけです。 ビンテージライクなデニムにすべてが詰まっていることは、このサイトを見ているような人には伝わると思います。では靴はどうか。 アメカジ好きだったら、まず思い浮かぶのはレッドウイングでしょうか。私は持っていませんが、なぜ好きな人が多いのかを考えたときに、デニ

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注)その2

こんにちは。 のりを落としたので記録用です。 通常の1001XXと同じ1950年代のモデルをモチーフにしているということで、シルエットは似ている気がします。ただ、こっちのほうが前股上が少しだけ深いかな?という感じです。 サイズは通常モデルが32でこちらは31。どうもDSBは縮率が低い気がします。そのへんは、別の記事にまとめたいと思います。 ↓コインポケットにカミナリが出ていたので「おや?」と思ったのですが… ↑コインポケットは耳なしでした。これは嬉しい誤算! ↑DSBの革パッチは、のり落としの洗濯でかなり変化します。品番やサイズは読めなくなってしまいました。