ウエアハウスの1000XX1000です。14歳ぐらいになりますかね。
強撚糸という糸を使ったデニム生地です。
強撚糸(きょうねんし)というのは、強く撚(よ)りをかけた糸で、縮緬などのシボを出すのに使われる相です。インディゴで染めた時に、糸の中まで染みづらい。だから穿きこんだ時に白地が出やすく、コントラストが生まれやすいといいます。
あと、強撚糸デニムはいつまでも生地にパリッとしたコシがあります。14年たっても、少し糊が残っているような感じです。
当時こだわっていた、「バックポケットにステッチがない」モデル。 デニム生地がねじれるのに合わせて、バックポケットの形は左右非対称です。言われないと気づかないポイント。
私は汗かきなのですぐに洗ってしまい、あまりヒゲが定着しないのですが、このモデルはきっちりヒゲがつきました。さすが強撚糸デニム。
ミミのアタリ。私が好きなポイント。ウエアハウスのミミは強いうねりが出ます。幅も太い部分があったり狭い部分があったり、不均衡。こういうデニム生地を作るのは苦労しそうです。
皮パッチ。鹿革でしょうか。1000の上に1000XXと小さく型押しされています。品番が1000XXから1000に変わる過渡期のモデルということでしょう。501XXからXXのない501に変わる時、同じように501の上に小さく501XXとプリントされていました。
太く短い縦落ちが何本も走る生地。今はなき赤タブもついています。
シルエットはくせのないパイプドステムのストレート。何の変哲もないもでるだけに、生地の良さが際立ちます。
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