私服勤務になり、たまにジーンズ以外も穿きたいなと思うようになりました。というより、毎日ジーンズだと、興味の無い人にはパンツを1本しか持っていないと思われてしまう…。
ちゃうねん!これでもモデルを変えてんねん!
ということで、まれにファティーグパンツとかチノが混じるようになりました。
…というか、デニムをテーマにしたサイトなのであまり紹介していませんが、それなりに、いろいろと持ってるんですよ。
そんな中から、今日はファティーグパンツをチョイス。ベイカーパンツとも呼ばれます。前にWorkersのファティーグパンツを紹介しましたが、今回はOr Slowです。
一時期、セレクトショップでOr Slowのジーンズなんか、よく見かけました。そのときはあまり食指がわかなかったのですが、スリムタイプのファティーグパンツがほしくなったときに、Workers とか FOB とかとともに候補にあがりました。
最近知ったのですが、Or Slowはこのファティーグパンツでブランドを確立したという記述を見ました。へえ。
ファティーグ(Fatigue)というのは、疲れとか労役なんかを意味する言葉で、軍で使われるときは炊事などの雑務や、作業服という意味があります。まさに作業パンツということですね。
もともとは「OG107ユーテリティーパンツ」というのが正式名称だそう。OG107というのは米軍のカラーコードで、オリーブグリーンの107番ということらしいです。
いつから採用されたのかは知りませんが、調べていたら1950年代から使われていたようです。作業用パンツだけにオリジナルは太いシルエットで、軍人以外にさまざまな作業に携わる人たちに広がっていきました。その中に、パン職人(Baker)があり、Baker Pants とも呼ばれるようになりました…ようです。
前にパッチポケット、後ろはフラップ付きポケット、そしてサイドにアジャストボタンというのがお決まりのディティールです。
後ろのベルトループは、センターオフセットになっています。また、上側の生地は、腰周りの生地に巻き込んでいます。言われなければ絶対に気づかないけれども、私のような変態には、こういう細かい作り込みがたまりません。
生地はバックサテンで、特に横にムラ糸が浮き出て凸凹しています。
バックサテンて何だ、というと、サテン織りというのは表面がつるっとした感じですが、バックサテンは、ようはサテン織りの裏側を表にした形です。
染め方にもよりますが、基本的にファティーグパンツは穿き込むと色落ちしていきます。
私のクセで、気に入ったアイテムがあるといろいろなブランドのものを集めてしまう…。上からOr Slow、Workers、FOBです。
こうして見ると、Or Slowは腰のラインがとても立体的というか、お尻周りを大きくカバーするようなシルエットですね。
Workersもスリムタイプですが、この中では最も太い。股上も深いです。FOBは最も細くて、生地も薄め。軽い感じです。Or Slowは中間な感じですね。
色味は、Or Slowが最も緑が強いです。Workers なんかはOD(オリーブドラブ)なので、OG(オリーブグリーン)とは少し違うのかも知れません。いつか、きちんと比較記事でも書いてみようと思います。
手持ちのDJを着込んでいますが、どうしてもジーンズのほうが色落ちが早い。調整するためにDJだけ着たい時に、ボトムスに合わせるにはもってこいのパンツです。
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