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The Real McCoy's CCC Jacket (リアル・マッコイズのCCCジャケット)

年末恒例の、アメ横に行ってきました。 ヒノヤやフリーポートなんかをのぞいてきました。アメリカ屋は、ナイジェル・ケーボンを扱い始めたみたいですね。アメリカ屋なのに、英国ブランド…てな突っ込みは野暮ってもんです。アメリカも、元をたどればイギリスですからね。 んで、なんで年末になるとアメ横に行きたくなるのかなーと自分なりに考えてみたんですが、人々がせわしなく行き交う商店街に響く「安いよ、安いよ~」の喧騒に、何とはなしに年末っぽさを感じるんです。 そしてもう一つ、こういうところに集まってくるおっちゃんたちのワケワカンナイ服装が大好きです。「それ、どこで買ったの?」と聞きたくなるジャンパーとか、羽根が飛び出してるダウンとか。アメ横以外にも、競輪場や競艇場で見ることができます。競馬場は、最近はおしゃれな人が増えちゃいましたからね。 自分ではできない、選ばない服装。ある意味、憧れに近いものがあります。ラッパーみたいなやつとか、DCブランドなんかには憧れを感じないので、単に、自分がおっさんになったので親近感があるのかもしれません。 というわけで、自分なりに買ってみました、ワケワカンナイ風のジャケット。「風」というのがミソです。 リアル・マッコイズのCCCジャケットです。 A-1ジャケットっぽいですが、ウールでできてます。 これがなんでワケワカンナイ「風」なのかというと、蘊蓄があるんです。れっきとしたビンテージレプリカなんです。 CCCというのはCivilian Conservation CORPSという実在した団体です。市民保護団体という感じでしょうか。世界大恐慌後の1933~1942年のアメリカ政府の失業対策として労働訓練をした若者たちの団体です。ルーズベルト大統領時代のニューディール政策の柱の一つでした。 CCCジャケットというのは、この団体のユニフォーム的な感じでした。 古着でもたまに出回るようです。 http://www.geocities.jp/searchlight_web/160105A1CCCjkt.html 渋谷のマッコイ直営店で、実物も見せてくれますよ。 ↑裾のリブの編み方が独特。 ↑袖は二段仕立てで細くなっていきます。 ↑普段のサイズは38とか40

The Real McCoy's (リアル・マッコイズ) N-1 NAVY その2

寒い日には、N-1を更新したくなります。 N-1のネイビーです。 以前の紹介 から変化がない… …のではなく、新たに購入してしまったのです。 ↑というのも、背中にステンシルのないプレーンモデルに惹かれまして。 一層おっちゃんのジャンパーっぽいという意見もありますが、そこがイイんです! 年をとってくると、派手な服装は似合わないので(個人の感想です)。 前にも紹介しましたかね?↓こんな着こなしが理想です。 ↓真似してやってみるんですが、顔が違いすぎて、とてもこんな風にはならない。 ↓もともとが軍用品のため、被り物があったほうが相性がいい気がします。 ↑左はポール・ニューマンです。こんなイケメンだと、被り物なしでもサマになります。 ↓マシュー・マコノヒーは、潜水艦映画「U-571」で着ています。ちなみに左はボンジョヴィ。

旧 JOE McCoy(ジョー・マッコイ) 902 2本目

旧ジョー・マッコイ コレクションの最後を飾る一本、902。1930年代のレプリカです。 以前紹介した 902 よりもちょっと前につくられていた型で、生地もシルエットも違います。 言うなれば、以前紹介したのは「旧マッコイの新902」で、今回は「旧マッコイの旧902」です。 ややこしいですね…。確か1997年ごろに購入した一本。もう20年ほど前になるんですね…。 ↑当時は友人の影響でオーバーサイズで穿こうと思い、ジャストより2インチほど上げました。ですが、それを抜きにしても太いシルエット。細めが多かった旧ジョー・マッコイの中では異色。いかにも1930年代らしい形です。 ↑バックシンチは二本針仕様。 ↑オーバーサイズなので、ヒゲがあまりつきませんでした。反省。。。 ↑ミミと股です。ダメージが生じています。生地は905と似た感じ。よく伸縮して柔らかいです。 ↑若気の至りで、皮パッチは熱湯で縮めてしまいました。今だったらやらないでしょうねえ…。昔はバイクで引きずったり、ウーロン茶に漬けたり土に埋めたりしてタンニン染めだとか言ったり、怪しげなことをいろいろとやったもんです。 旧マッコイのジーンズには、そんな昔の思い出が詰まっています。リアル・マッコイズは別会社のもとで相変わらず高品質の洋服を作り続けていますが、私にとってマッコイというと、どうしても在りし日の旧マッコイへと思いがほとばしるのでした。

旧JOE McCoy(ジョー・マッコイ) 906

うとうとして目がさめると女はいつのまにか、隣のじいさんと話を始めている。 …夏目漱石の『三四郎』の書き出しです。 明治時代の学生の生活を描いた小説。よく読み返すのですが、自分の学生時代を思い出します。 リーバイスの 502 に始まり、バックポケットにステッチがないジーンズを探して高嶺の花だったマッコイ 905 を購入。そして次に買ったのが、この906でした。その後、 902 へと移っていくのですが、まさに三四郎のストレイ・シープ(迷える子羊)状態でした。 2000年に発行されたジョー・マッコイのムック本↓によると、 906は1951年に作られた設定。 以前に紹介した 905 は1948年という設定です。 価格は905が22800円だったのに対し、こちらは18000円でした。 もう20年近く前に購入したのでうろ覚えですが、当時のショップ店員の話ではシルエットは905と同じで、生地が違う。伸縮率が905のほうが高いという説明でした。 インディゴの染めは、905のほうが爽やかな青。こちら906は濃紺です。 1950年代のモデルということで、後ろのベルトループはセンターオフセットです。バックポケットにステッチはなし。当時、わたしのこだわりポイントでした。 色落ちは、分かりやすいタテ落ち。905よりも伸び縮みしない生地なのか、ミミのアタリは直線的です。 パッチは牛革。905は鹿革でした。違う理由は…分かりません… 赤タブ。905は1940年代の設定なので片面刺繍、こちらは1950年代モデルなので両面刺繍です。赤タブがほとんど絶滅してしまった今は、こんなところにこだわる人もメーカーもなくなったのではないでしょうか。 日本ブログ村

リアル・マッコイズのスウェット

リアル・マッコイズの店舗をうろうろしていたら、またまたグレーのスウェットを見つけてしまいました。本来は左胸に「USN」というステンシルが入る「MC15104」というモデルですが、東京店ではステンシルなしもあるんだとか。 けっこう肉厚な生地ですが、吊り編み機で織られた丸胴で、私の体にぴったりなシルエット。無地スウェットとしてはかなり高額ですが、購入してしまいました。 米海軍のアスレチックユニフォームがモチーフになっているので、タグに名前などを書く欄があります。 リブは締め付けない。私にとっては重要なポイント。 裏起毛の繊維が細かく、着心地がとても気持ちいい。洗ったら毛玉がすごそうですが。。。 これでリアルマッコイズの無地グレースウェットは3枚目。先日も紹介した ループウィラー や、さらに以前に紹介した グレースウェット なども含めると、こんな状態になりました↓ うーん。。。でも、どれも好きなんだよねえ。。。 そろそろ、センターを誰にするか決めたいと思います。

スウェットあれこれ

グレーの無地スウェットにはまってます。 ロンTの延長感覚で着たいので、リブが緩いモデルが好み。 数年前に発売された某雑誌のシルエットが理想です↓ ポイントは、全体的に細めだけれど、リブが伸びて、締め付けないこと。このさじ加減が難しく、数年前からいろいろなブランドのスウェットを試しています↓。 左上から時計回りにトイズマッコイ、ウエス①、ウエス②、ヒノヤ、リアルマッコイズ①、リアルマッコイズ②(ボールパーク)。基本的に、みんな使い勝手がいいのですが、タイトすぎたり、作りがしっかりしすぎていてリブが伸びなかったり。 理想のスウェット探しは、まだまだ続きそうです。 こちらはウエス①↓。リバース・ウィーヴになっています。 リバース・ウィーヴは、洗濯による縦方向の縮みを解消するために生地の使用方向を横向きにして、両脇にリブを施して胴回りの縮みを伸ばす製法です。チャンピオンが1934年に開発して38年には特許を取得したそうです。意外と古い技術なんですね。 ちなみにプリントありのスウェットも↓。 左からリアルマッコイズ(ブコ)、同、ダルチ。年齢を重ねてきて、プリントものは似合わなくなってきました。。。

旧 JOE McCOY 902

岡本氏が運営に関わっていた時代のマッコイ902。1937年代をモチーフにしたシンチ付きのモデルです。 「ヴィンセント・マッコイ」と呼ばれ、架空の社史である創業者ジョー・マッコイの先代がつくった、という設定でしょうか。 1930年代のモデルといえば、股上が深く太いシルエットなのが定番。しかし、そこはやはりマッコイで、股上は浅く、シルエットもすっきり細めです。かなり現代的なモデルと言えるでしょう。 写真では伝わりづらいですが、インディゴはやや紫がかった感じの発色。 タテ落ちはやや粗めかな。生地はそんなに重くなくて、14オンス未満だと思うのですが、パリッとコシがあります。 シンチバックは切り取ってしまいました。。。ちょっともったいないことをしたかな。確か当時の人たちも、背もたれ付きの椅子に座ったときの腰の違和感から、切る人もいたと読みました。 皮パッチは鹿革。ミンクオイルを塗ったら飴色になりました。 ちなみにベルトループには、シャンブレーのような軽いオンスのデニム生地が使われています。 旧マッコイは902、905、906を持っていますが、いずれも生地が違います。タテ落ちで有名な901も特別な生地が使われていて、マッコイの芸の細かさがうかがわれます。 今のマッコイは…すみません、よく分かりません…

旧 JOE McCOY 906

旧マッコイの906は1950年代のモデルとされていました。1947年ごろのモデルとされる 905 の次の年代を担ったのですね。 価格は18800円で、20000円以上だったほかのモデルより若干安く、マッコイデニムへの入門編のような役割もあったようです。 ショップの店員さんから聞いた説明では、シルエットは905と同じだけど、生地や染めが違うとのことでした。 905のほうがよく縮む生地で、インディゴは906のほうがやや暗い感じがします。 股上は浅いです。 そして、やはりバックポケットにステッチはなし!2000年ごろまでの私のこだわりでした。 ベルトループはセンターからオフセットされています。 色落ちは、905よりタテ落ちがはっきりしています。 皮パッチは牛革。905の鹿革パッチより丈夫な感じ。 1950年代のモデルらしく、赤タブの両面にMcCOYの刺繍があります。905は片面タブです。このへんのディティールの違いも、赤タブが駆逐されてしまっている今となっては懐かしいですね。 905や906には、限定版で30000円を超える高額な「XH」というモデルもありました。でも、そもそもジーンズは労働着ですから、あまりにも高額だと引いちゃいます。…まあ、足は通してみたかったですけどね。 とりあえず、私の身の回りには一生分のジーンズがそろってしまっているので、太らないように気をつけながら穿き込みます。