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FULLCOUNT+BEAR'S 1166XX

東京は下北沢にあるベアーズというジーンズショップがフルカウントに別注した1166XXというモデルです。2年ぐらい前に売られていました。 定番の1101と1108の中間ぐらいの太さ。 ずっとドゥニームの66を穿いてみたいと思っていたのですが、経営譲渡されてしまったので、似たようなシルエットを探していました。 で、目を付けたのが1108だったのですが、とあるショップの店員によると、ドゥニームの66はフルカウントの1108よりちょっと太かったとのこと。 そんなこんなでこのモデルが発売されていたことを知りました。1108よりちょっと太いってことは、ドゥニームの66にかなり近いのではないかと。。。 すぐにベアーズに行って、残っていた30インチを試したところバッチリでした。 15.5オンスの重たい生地を使っています。染めがとても濃くて、2年たってもまだ濃紺です。 ぼんやりですが、ハチノスも。 ヒゲがビシビシ入っています。 バックポケットのステッチは…やってしまいました…。やるならとことんやっちゃえってことで。 裾のチェーンステッチのうねり。 フルカウントはエビスやドゥニームなどと並び、90年代のデニムブームを牽引したブランドの一つ。一時期、デザイナーブランドのように上品なトップスなどを取りそろえていたが、デニムのラインナップは基本的に変わらない。頑なに赤タブも続ける「レプリカジーンズ」です。 東京人の私としては、ボタンに「OSAKA」と彫られているのが微妙な気持ちにさせられるのですが、それを補って余りある作りの良さです。

旧 JOE McCOY 906

旧マッコイの906は1950年代のモデルとされていました。1947年ごろのモデルとされる 905 の次の年代を担ったのですね。 価格は18800円で、20000円以上だったほかのモデルより若干安く、マッコイデニムへの入門編のような役割もあったようです。 ショップの店員さんから聞いた説明では、シルエットは905と同じだけど、生地や染めが違うとのことでした。 905のほうがよく縮む生地で、インディゴは906のほうがやや暗い感じがします。 股上は浅いです。 そして、やはりバックポケットにステッチはなし!2000年ごろまでの私のこだわりでした。 ベルトループはセンターからオフセットされています。 色落ちは、905よりタテ落ちがはっきりしています。 皮パッチは牛革。905の鹿革パッチより丈夫な感じ。 1950年代のモデルらしく、赤タブの両面にMcCOYの刺繍があります。905は片面タブです。このへんのディティールの違いも、赤タブが駆逐されてしまっている今となっては懐かしいですね。 905や906には、限定版で30000円を超える高額な「XH」というモデルもありました。でも、そもそもジーンズは労働着ですから、あまりにも高額だと引いちゃいます。…まあ、足は通してみたかったですけどね。 とりあえず、私の身の回りには一生分のジーンズがそろってしまっているので、太らないように気をつけながら穿き込みます。

旧 JOE McCOY 905 (2)

最近、JOE McCOY 905の写真を撮り直しました。さわやかな青みが特徴です。 前回 から、そんなに穿いているわけではないです。 タテ落ちは抑えめで、大人の色落ちです。 もうちょっとヒゲをつけたいと思い、穿くときには腰回りにスプレー糊を吹きかけています。 当時の好みだったバックポケットにステッチがないモデル。 鹿革のパッチ。表面が削れてきています。

デラックスウエア 1stタイプ デニムジャケット DX401XX

いよいよ季節は秋になります。 関東地方では雨続きで、一足先に秋の季節になって参りました。 そんな季節に大活躍するのがデニムジャケット。 逆に言うと、このぐらいの気候じゃないとアウターとしての出番がないデニムジャケット。 私はポケットが一つしかないファーストタイプのアンシンメトリーな形に惚れ込んでおり、中でもシルエットが洗練されているデラックスウエアのDX401XXを昨年から愛用しています。 さて、デラックスウエアのファーストタイプのジージャンは、一般的なファーストとはかなり仕様が異なります。サードのような立体裁断を用いてシルエットが洗練されているほか、カフスの位置がセカンドやサードと同じになっています。 一般的なファーストのカフスの位置は、気をつけをしたときに手のひら側に来ます。しかし、DX401は手の甲側に来るのです。 文章にすると難しいのですが、私としてはかなり以前から求めていた形。一般的なファーストの袖だと、カフスを開けたままだと、袖の途中から手首が出ちゃうんですね。それが嫌で、カフスは手の甲にあってほしかった。昔、ウエアハウスに「ファーストの胴体に、セカンドの袖をつけられないか」と相談して断られたこともありました。。。 そんなこんなで、デラックスウエアのファーストを知って、すぐさま上野のアメリカ屋まで買いに走りました。 パッチは鹿革。中央にユニオンスペシャルを配したおしゃれなデザインです。 赤タブも。 DX401は「もしWWIIがなかったら」という想定でつくられたそうです。生粋のワークウエアであるファーストがファッションアイテムになったら、という仮定なのでしょう。だから、カフスを外したままラフに着こなせるよう、袖を改良したのかもしれません。 とにかく、ファーストの胴体にセカンドの袖。このモデルをつくってくれたデラックスウエアに感謝です。 にほんブログ村

FOB F151

FOBファクトリーというデニムメーカーをご存じでしょうか。 デニムの聖地、岡山県倉敷市に本拠を置く会社です。 かつてはNYLONのデニムを受注していて、今もPORKY'Sなどのデニムを請け負っています。色落ちに定評のある、知る人ぞ知るメーカーです。 で、紹介するのはFOBオリジナルのモデルF151です。 一応XXをモチーフにしているらしいのですが、股上は浅く、シルエットはとてもすっきりしていて現代風です。デニムは確か14.5オンスです。 裏返してたたんでいたので変なしわがついていますが、ご容赦下さい。 2005年に購入したので9歳。主に2010年ごろまで主力で活躍しました。最近は出番が減りました。 ↑右足(左側)についている縦のしわは畳みじわです。 赤タブ。今は緑タブになっているようです。バックポケットのステッチはほつれましたが、アーキュエイト風でした。 パッチは鹿革。アパッチがデニムを引っ張っています。これも今はデザインが変わっていますね。リーバイスのレプリカ狩りの影響でしょうか。 ももの色落ち。太めで荒々しいタテ落ちです。 ミミのアタリもぽこぽこしていて私好み。 繰り返しになりますが、FOBのジーンズはとてもデキがよく、シルエットは現代風。手持ちのジーンズの中でも、お気に入りランキング1、2位を争うモデルです。 しかし、赤タブの色抜けが好きな私としては、赤タブがなくなってしまったのはとても残念。ディティールが変わらないままだったら、もう一本買ったのに。。。 にほんブログ村

磨く~ J.M.Weston GOLF

いい靴は、手入れをすれば何十年も持つという。 実際に何十年も履いたことがないので分からないが、このゴルフで実証しようと思っています :-) というわけで、きょうは靴を磨きます。 とりあえずウエストン純正のクリーム。もともとのライトブラウンを、ちょっと赤みがかった赤茶色にしていこうと思い、赤系のクリームと混ぜて使っています。 いつもの手順は、ステイン・リムーバーで汚れや古いクリームを取り除き、クリームをブラシで少しずつ載せてのばし、乾いたらぼろ布で磨いています。 上の写真の右足(左側)が磨いた後、左足(右側)が磨く前。艶の違いが出ています。 両足とも完成。ウエストンのクリームは、一般的なクリームより粘度が高く、きちんと磨かないとベトベトになります。 そして、履いてみました。 Tシャツ…スカルジーンズ ジーンズ…FULLCOUNT B2014 ゴルフには細めのパンツの方が合う気がします。 靴を磨く頻度はさまざまだと思います。 靴が好きな知人は3回履いたら磨くと言うし、「デキる男は2週間に一回は靴を磨く」と書いてある本もありました。 私は面倒臭がりなので、まあ、気がついたときに暇を見つけて、という感じです。 にほんブログ村

WARE HOUSE [1000XX]1000

ウエアハウスの1000XX1000です。14歳ぐらいになりますかね。 強撚糸という糸を使ったデニム生地です。 強撚糸(きょうねんし)というのは、強く撚(よ)りをかけた 糸で、縮緬などのシボを出すのに使われる相です。インディゴで染めた時に、糸の中まで染みづらい。だから穿きこんだ時に白地が出やすく、コントラストが生まれやすいといいます。 あと、強撚糸デニムはいつまでも生地にパリッとしたコシがあります。14年たっても、少し糊が残っているような感じです。 当時こだわっていた、「バックポケットにステッチがない」モデル。 デニム生地がねじれるのに合わせて、バックポケットの形は左右非対称です。言われないと気づかないポイント。 私は汗かきなのですぐに洗ってしまい、あまりヒゲが定着しないのですが、このモデルはきっちりヒゲがつきました。さすが強撚糸デニム。 ミミのアタリ。私が好きなポイント。ウエアハウスのミミは強いうねりが出ます。幅も太い部分があったり狭い部分があったり、不均衡。こういうデニム生地を作るのは苦労しそうです。 皮パッチ。鹿革でしょうか。1000の上に1000XXと小さく型押しされています。品番が1000XXから1000に変わる過渡期のモデルということでしょう。501XXからXXのない501に変わる時、同じように501の上に小さく501XXとプリントされていました。 太く短い縦落ちが何本も走る生地。今はなき赤タブもついています。 シルエットはくせのないパイプドステムのストレート。何の変哲もないもでるだけに、生地の良さが際立ちます。 にほんブログ村