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J.M.Weston 641 Golf 2代目 なぜ高価な靴(やデニム)を買うのか

ライトブラウンの初代ゴルフにクラックが入ってきてしまい、2代目を購入しました。といっても、2年前ですが…。 ↓右が初代、左が2代目です。 初代はロシアンカーフ、2代目はボックスカーフです。ロシアンカーフの調達が難しくなったからだそう。タンニングの手間がかかるのかもしれませんね。 個人的に感じる違いは、ロシアンカーフのほうがしっとりした感じ。 側聞するにロシアンカーフのほうが油分が多く厚いらしく、いわゆる経年変化を感じやすいらしい。でもボックスカーフのほうが丈夫だそうで、初代にクラックが入ってしまったことを考えると、ボックスカーフのほうが長持ちしてくれそう。 ↑初代に入ってしまったクラック。 ↑右が初代、左が2代目。写真でも少し分かるかもしれませんが、初代のほうが色味が濃いというか、やや赤みがかっています。むかし、 クリームに赤を混ぜていた からかもしれません。 あと、初代のほうが小さく見えますね…。目の錯覚のようにも感じますが、コバの張り出しが初代のほうが小さいからかもしれません。 ↑革の質感の違いが伝わるでしょうか。初代(右)のほうが、ツヤがありつつシットリしています。 ↑基本的な形は同じですが、ヒールは少し違いを感じます。初代(奥)のほうがヒールが浅いかもしれません。あと、やっぱり、コバの張り出しが2代目のほうがはっきりしている気がします。 初代は、クラックが入ったといっても穴が空いたわけではないので、カジュアルな場面ではまだまだ使えます。本当に丈夫な靴です。 ** さて、最近、何度か職場などで「そんなに高い靴を買う意味が分からない」とか、自分がデニムマニアだと知られたときに「お金がもったいない」とか言われます。 いい大人なので「いや~、ははは…」と苦笑いでごまかしていますが、結構しつこく言われるので、いつか自分の考え方を説明する機会があるかもしれないと思い、改めて整理しておこうと思います。 自己紹介 でも書いたように、基本的には、自分の趣向(形)があって、アジが出て、蘊蓄が楽しめて…という服装が好きなわけです。 ビンテージライクなデニムにすべてが詰まっていることは、このサイトを見ているような人には伝わると思います。では靴はどうか。 アメカジ好きだったら、まず思い浮かぶのはレッドウイングでしょうか。私は持っていませんが、なぜ好きな人が多いのかを考えたときに、デニ

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注)その2

こんにちは。 のりを落としたので記録用です。 通常の1001XXと同じ1950年代のモデルをモチーフにしているということで、シルエットは似ている気がします。ただ、こっちのほうが前股上が少しだけ深いかな?という感じです。 サイズは通常モデルが32でこちらは31。どうもDSBは縮率が低い気がします。そのへんは、別の記事にまとめたいと思います。 ↓コインポケットにカミナリが出ていたので「おや?」と思ったのですが… ↑コインポケットは耳なしでした。これは嬉しい誤算! ↑DSBの革パッチは、のり落としの洗濯でかなり変化します。品番やサイズは読めなくなってしまいました。

WAREHOUSE DSB 1001XX (別注) その1

こんにちは。 DSBまとめ買いの2本目は、上野ヒノヤ別注の1001XXでした。革パッチには1001HXXとプリントされています。備忘録として末尾にお店の説明文を載せておきますが、特に追記することはなく、単なる記録です。 ヒノヤの説明 近年、私達ヒノヤは【WAREHOUSE】に別注品を オーダーさせて頂いておりますが、 2022年度もスペシャルなジーンズが到着致しました。 イメージは1950年代半ばのジーンズ。 ジーンズがワークウェアから文化へと花開く過渡期を 思い描きました。 ヒップを包み込むような深い股上。 適度な太さのある太もも周り。そして裾にかけて ゆるやかにテーパードがかかります。 生地はWAREHOUSEが長年培った経験と技術の結晶、 『デッドストックブルー』のピンクセルヴィッジデニム。 未使用のまま何十年も保管され、酸化した状態をイメージした 色合いは、当時の空気すら漂ってきそうな気がします。 ジーンズを構成するのは生地だけではありません。 ボタンやリペットなどのパーツ、縫製糸の太さ、 バックポケットやコインポケットの形状。 それら全て時代背景から照らし合わせて 妥協なく再現致しました。 ウエストバンドの裏側に当店とのダブルネームを象徴する 織りネームをひっそりと添えさせて頂きました。 糊を落とし、穿き込み、洗濯し、また穿き込む。 ひとつのジーンズを最初から育て上げる楽しさ。 是非思う存分ご堪能下さい。 メインファブリック:7.5番×7.5番 ピンクセルヴィッチデニム セルヴィッジ色:白×ピンク ボタン:鉄製タックボタン(銅メッキボタンバック) ※ボタン数はW29からW38まで、全て5つ(トップボタン含む) リベット:鉄製銅メッキリベット タグ:レーヨン100% パッチ:ベジタブルタンニングディアスキンラベル 紙ネーム:月桂樹”H"ロゴ入りネーム付き(洗濯で取れます)

WARE HOUSE 1001XX その4

こんにちは。 久しぶりにデニムネタです。 こないだけっこう汗をかいたのでウエアハウス1001XXを洗濯しました。あまり変わり映えしませんが久しぶりの更新です。 ↑全体像。ザ・スタンダードなシルエットです。中太で、膝から下に若干のテーパードがかかっています。 生地は13.5オンスで、フルカウント(13.7オンス)よりすこーし軽いのですが、フルカウントより固いというかコシがある感じがします。クセは付きやすいかもしれませんね。 ↑ウエストはジャストサイズです。実はワンサイズ上も持ってるのですがウエストの違いはあまり感じない…。全体のシルエットは緩くなるんですけどね。 ↑後ろ姿は表情が豊かになってきました。ヨークやバックポケットの縫製に寄ったパッカリングが良い感じです。 ↑ももの色落ち。近くで見ると、なんというか、クレヨンぽい色落ちに見えます。ミミは幅広な感じです。 ↑ハチノス。 ↑裾。裾上げはしていないのでオリジナルのピッチです。生地のオンスが低いので、うねうねは細かいです。 ◆ アメリカに来て思うのは、いわゆるアメカジという格好をしている人にはあまり会わないですね。大学生も、だいたいスウェットにバスケ風の短パンとか、女性だとスパッツみたいなぴたぴたのやつを穿いてたりします。 もともと「日本人が想像したアメリカ人の格好」だから構わないですが。正直、おしゃれだな~と思わせるような人には滅多に会わないですね…。 一人だけ、格好いいジーンズを穿いている人に会ったので「かっこいいね!」と言ったら、何と上野のヒノヤで買ったバーガスプラスでしたww

FOB コーデュロイ ジャケット 2nd Type

春は1stDJを着まくっているわけなんですが、毎日だとさすがに飽きてきます。そんな時にふと手に取るのがコーデュロイジャケットです。何年か前にFOBから出たものです。 コーデュロイのトラッカージャケットというとリーバイスの3rdタイプが有名ですが、こちらは2ndタイプ。1stタイプがあればそっちにするところですが、あいにく1stタイプのコーデュロイジャケットというのは見たことがありません。 通常の2ndジャケットよりも今風に、身幅は細く着丈は長めになっています。ボタンはブロンズ色です。 白タブ。ホワイトリー○イスのオマージュでしょうか。レーヨン製らしく、丸まっています。 生地は綿80%、ポリエステル20%の混紡です。そのほうが生地が長く持つんだとか。濃いめのジーンズにばっちり合います。

PUMA GV Special+

こんにちは。 いろいろと難しい世の中ですが、たまには気を取り直して、自分を奮い立たせたいものです。 そんなわけで、久しぶりにスニーカーを購入しました。 前回のノエル・ホーガン が伏線で、プーマの白いスニーカー。白いスニーカーを履くのは高校生以来です。 プーマのスニーカーも、学生時代に「カリフォルニア」というモデルを履いて以来ですね。元スパイラル・ライフの車谷浩司氏が履いていたのがかっこよくて。 おおー、白い。形はカリフォルニアとほとんど同じで、スケーターシューズのような平べったい感じ。全面に人工皮革が使われています。カリフォルニアはヒールにかけてメッシュです。 白×黒に見えますが、白×ピーコート(ネイビー)です。 いやー、足元が白い!新しい!! この足元が浮いた感じが好きになれなくて白いスニーカーは避けてきたのですが、いい歳になってきて、足元を軽くしようという気持ちが何となく分かってきましたw プーマは、アディダスの兄弟ブランド。兄弟の兄がプーマを起こし、弟がアディダスの創業者ですから、文字どおりの兄弟ブランドです。といっても、仲たがいしてできた会社なので、会社としての関係性はないみたいですが。 前回のクランベリーズのライブ動画でノエル・ホーガンが履いていた白いスニーカーがかっこいいなあと思って探していたら、おそらくこれだろうと行き着きました。モデル名は表題の通りGV Special +  です。 米国の公式通販では、普通に$70ぐらいのお手ごろ価格で売っていました。日本では売っていないみたいです。 さて、このモデルを探している時に、ダサいから避けるべきスニーカーのひとつにプーマがあがっていました…まあ…なんというか… 余計なお世話じゃ!そういうことを言っているヤツこそダサいぞ! このサイトでデニムばかり追い掛けていることからも分かるとおり、私は流行はあまり気にしません。流行よりも、自分の顔や年齢、雰囲気に合う服飾を探求することが大事だと思っています。 人の雰囲気なんて千差万別ですから、どんなアイテムだって似合う人もいれば似合わない人もいます。そういう人それぞれの個性をそっちのけにして「これはいい」とか「これはダメ」とか断言しちゃうのは、ダサいな~と思ってしまうわけです。 …なーんて言ってますが、じゃあ、このプーマの白いスニーカーが自分に似合うのかどうかは、ちょっと

ノエル・ホーガン

…て、だれ?  って話ですよね。 1990年代から2000年代初頭にかけて世界を席巻したThe Cranberries(クランベリーズ)というアイルランドのバンドのギタリストです。ボーカルのドロレス・オリオーダンの存在感が強すぎて他のメンバーが目立たず、2018年にドロレスが不慮の死を遂げた後に解散しました。 私はクランベリーズの曲が好きで聞いたり見るようになったのですが、バンド全体の雰囲気も好きになりました。何というか、ドロレス以外のメンバーは、いい意味で目立たないんですけど、それぞれいいアジを出してるんですよね。中でも、ノエルが好きなわけです。見た目は本当に地味 (失礼!) なんですけど、けっこう激しく弾きます。 ↓クランベリーズ。右端がノエル・ホーガンです。ちなみに左隣のマイク・ホーガンは弟でベーシストです。いかにもアイリッシュという感じで、いいですね。 ↓ライブ映像がこちら。 ↓こちらも同じライブから。 ↓こちらは有名な曲「deams」 みんな同じライブばかりですが、数あるライブ映像の中でも、私はこの1999年のパリライブが好きです。というのは、ノエル・ホーガンの服装 が好きなんですよねー。 シンプルなシャツとジーンズに白いスニーカーというめちゃめちゃスタンダードな格好でガンガンに弾きまくる姿が好きなんです。それまで白いスニーカーを格好いいと思ったことはありませんが、このライブ映像を見てからは格好いいなと思うようになりました。 ほとんど映ってないですけど、たぶんプーマじゃないかな。 そんな彼らももう50歳。最近の姿は、かなりイカつい感じになっています でも、依然として格好良いなと思います。