さて、私をデニム道とファッション道に誘い込んだ「始まりの1本」は、こちら。
リーバイス502です。確か9800円だったと思います。
レプリカデニムという言葉も最近はあまり聞かなくなりましたが、
レプリカというのは「模作」で、オリジナルを模した作品のことです。
デニム界では、過去のモデルを現代によみがえらせた「復刻服」と言われることもあります。
「502」は、有名な「501XX」の前合わせの部分をジッパーにした「501ZXX」の後継モデルです。
当時バイトしていた東急ハンズで棚に引っかかり、左足が破れました。
バイクで転倒して、右足に不自然なひげがついています。
デニムを見ていると、当時の記憶がよみがえる。
それも大きな魅力ですね。
防縮デニムなので、全然ねじれていません。
ポケットは小ぶり。縫製糸はコアスパンで、色あせやほつれはまったくありません。
裾はチェーンステッチ。
耳はぺらぺらの平織りで、あたりが全然つきませんでした。
紙パッチ。
赤タブはナイロン製で、今もピンピンしています。
もともと、私はファッションに興味がなく、当時の流行だったレーヨン生地のデニムを穿いたりしていました。
そんなとき、学友が穿いていた濃色のジーンズが目に留まりました。それが当時リーバイスが売り出していた復刻シリーズの503だったのです。で、「俺も!」と購入したのが502だったのです。
当時は単に濃色デニムがかっこいいなと思っただけでした。しかし、当時はレプリカジーンズのブーム全盛。いろいろな雑誌が復刻デニムの特集を組んでいて、色落ちやディティールなどの魅力にはまりました。
スニーカーやトップスなどにもこだわるようになり、私のファッションの扉を開けるマイルストーンになったのです。
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