チープ・シックについて考えてみました

2018年1月20日土曜日

Fashion Journal Loopwheeler

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かなり個人的な考え方を長々と記載しますので、興味のない方は飛ばしてください。


当ブログでたびたび触れる「チープ・シック」。直訳すると「安上がりな」「粋」。1975年にアメリカで発売された本に由来する考え方です↓。


服飾ジャーナリストが、いろいろな俳優やデザイナーにインタビューしながらまとめた本です。「服にお金をかけるのは間違っている」と言っているわけではありません。「すぐに変わる流行を追うのではなく、長く使えるものにお金をかけることで結果的に安上がりになる」という考え方が書かれています。

で、長く使える=ベーシック&お気に入りということ。ベーシックの代表格として、本の中ではジーンズやシャツ、無地のTシャツ、タートルネック、ミリタリーパンツなどを挙げています。「気に入ったTシャツを何着も」なんて記載もあります。

うーむ、自分の中のベーシックと思うモノって何だろうな~と考えたところ、

①デニム

②テーラード・ジャケット↓

ハリス・ツイード。かれこれ8年目です

③オックスフォード・シャツ↓

ギットマンのシャツ。お直ししています。

④霜降りグレーのスウェット↓


④ステンカラーコート

⑤Vネックのカシミアニット

⑥白いTシャツ

…といったところが思いつきます。

あとはアウトドアや軍モノとかですかね。アウトドアだったらマウンテンパーカー、軍モノはMA-1やA-2、N-1やPコート、トレンチコートなど、昔から生き残ってきたモノは多いです。バブアーも、古くは軍で使われていたようです。機能が高いモノは、息が長いですね。



加えて、私なりにファッションで重要だと思うポイントが2つあります。

まず、「顔立ちに合った服装がある」ということです。

デニムジャケットと顔でも触れましたが、濃い顔立ちの人は華美な服装も似合いますが、薄い顔立ちの人は服装もあっさりしている方がおしゃれに見えると思います。北方系モンゴロイド(いわゆる「弥生顔」)の東洋人にダブルのジャケットやライダースは似合わない。逆に、アングロサクソン系の西洋人がジェダイ・マスターのような和装をしても、いまいちだと思っていますもちろん個人的な感想ですが。

「顔立ち」には、加齢による変化もあります。先日、某男性ファッション誌の60代とおぼしき編集長が、ワッペンがたくさん貼られたスタジャンを着て写っていました。まず、しわしわの顔に似合わない。「オレはアメフト選手だったからコレがいい」と精神的な理由を言ってみても、昔の自分にしがみつこうとしている不憫な人にしか見えません。あくまでも個人的な意見ですよ。


次に、サイジングです。

大きすぎず小さすぎないベストサイズというのは、実は見つけるのが非常に難しいものです。そんな一点に出会ったり、お直し屋さんで自分に合ったサイズに直すと、愛着もひときわ。長く着られるってもんです。



あとはオマケで、語れる「蘊蓄」があったら最高ですね。テーラードジャケットやデニム、軍モノなど、長い歴史があるアイテムは、それだけで蘊蓄を語れます。ツイードやオイルドスキンなど、素材にも歴史があります。

くりいむしちゅーの上田氏に代表される蘊蓄ブームもありましたが、語れる歴史があればモテるかもしれませんね!

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