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Phil Smart (フィル・スマート) EX01S その3

フィルスマート、3回目の更新です。 カメラの露光の関係もありますが、洗濯も何回かしているので全体的に青くなってきた気がします。 ↑おしりやももの周辺は太めですが、裾に向かってわずかにテーパードがかかっています。ほんのわずかな差ですが、ズドンとしたパイプドステムではありません。 ↑ヒゲ周り。ボタンはスコービルの鉄製で「Phil Smart Produce」と刻まれています。リベットもスコービル。なぜか隠しリベットはユニバーサル社製だそうです。 ↑けっこう粗めのタテ落ちが楽しめます。染めの回数は21回で、通常より7回ほど多いらしいです。おそらく1工程で7回染めると思いますが、通常のモデルは工程を2回繰り返し、EX01Sは3回繰り返すのでしょう。 ↑特徴的なミミ。 ↑後ろ姿。 ↑バックポケットは大きめ。ステッチはありません。ベルトループはセンターオフセットです。 ↑ヤンピー(羊皮)のパッチ。鯉に乗った弁天様がおしゃれ。 デニムは14.5オンスで、岡山県井原市産だとか。 ホームページを見ると、13.75オンスの生地を使ったXXタイプの2001とか大戦モデルの1001とか、ラインナップが増えている気がします。人気があるのかな…?

FULL COUNT (フルカウント) 1108XX その3

こんどはフルカウント1108XXの現況です。 こちらも4歳です。 ↑汗をかかない冬場を中心に穿くので、洗濯回数が少ない。 もともとの染めも濃いので、まだまだ濃紺です。 右膝に白いお皿ができちゃってます。 ↑ヒゲはみっちりと。 ↑股からヒゲを見上げてみました。耳のアタリもいい感じです。 ↑裾のアタリ。    ↑後ろ姿。膝から裾に向かってテーパードのかかっていないパイプドステムです。 ↑おしり周り。スマホの痕が。。。 ↑皮パッチはベルトとこすれて、若干かすれています。 ↑ハチノス。 真っ青になるまであと何年かかるか分かりませんが、気長に付き合っていこうと思います。

FULL COUNT 2014 その3

久しぶりにデニムの現状を更新します。 下北沢のデニム店ベアーズがフルカウントに別注した2014です。 初回 、 2回目 に続き、3回目の更新です。 4歳になりました。 ↑だいぶ雰囲気が出てきました。コントラストがくっきりしています。 ↑股の色落ち。ボツボツとした点落ちが連なって、タテ落ちになっています。 ↑裾のチェーンステッチが、ほつれてきました。 ↑後ろ姿。 ↑後ろ姿。スマホの痕がくっきり。バックポケットのステッチはかすれてきました。皮パッチの変化は、それほどでもないですね。。。 ↑ハチノスもびっしりと。 穿き込みや洗濯の回数はまったく意識していないのでよく分かりませんが、テキトーに穿いてテキトーに洗っています。ほかに15.5ozの 1108XX とフィルスマートの EX01s を併用していますが、夏場は13.7ozと薄めの2014の登板回数が増えます。 ちなみに、穿いて洗ってを繰り返すと、デニムも薄くなるといいます。ビンテージの501なんか、11ozぐらいしかないらしいですね。 最近はヘビーオンスのデニムが増えましたが、穿いて洗って、ヘロヘロになるまで着倒したいですね。

嗚呼わが青春、R.Newborld

R.Newborld(アール・ニューボールド)というブランドがありました。学生時代から好んで着ていたので、20年以上の付き合いです。 それが、気がついたらブランドが終了していて、驚きました。2016年春夏コレクションが最後だったようです。 原宿の路面店がなくなったりしたので、ちょっとおかしいなとは思っていましたが… 寂しいですね。 ブランドの歴史は意外と古く、1885年に イギリスのロバート・ニューボールドという人がつくった洋服店が発祥のようです。1990年に経営危機に陥り、ポール・スミスが買収し、実質的なセカンドラインになりました。 ポール・スミスは買収後、R. ニューボールドの「真のアイデンティティー」を追及するため、歴史を綿密に調べ直したといいます。その結果、ブランドを3つのカテゴリーに分けました。 ①サービス(軍隊や消防、救急のために作られた服) ②ワークウェア(20世紀初めに炭鉱婦や港湾労働者、工員が着ていたような伝統的なイギリスのワークウェア) ③アルチザン(20年代から30年代の作家やアーティストが着ていたような服)。 …とまあ、ビンテージやユニフォームをモチーフにしているのですが、そこに現代的なデザインも加えて、カジュアルでかわいらしい洋服が多かったように思います。 ↓マリンコート。左は10年以上前の。右は数年前の。 ↓数年前の。 ↓10年以上前の。 ↓数年前の。アイコンのRampant Lionが刺繍されています。 ↓10数年前のRampant Lionは水色。 このRampant(後ろ足で立ち上がった)Lionというのは、紋章学の用語です。ライオンは強者の象徴として、さまざまな王家の紋章に使われてきました。スコットランドの紋章にも使われています。 ちなみに、ライオンの紋章は、その姿勢によってPassant(歩いている)、Sejant(お座りしている)などの種類があります。また身体の向きは左向きが通常で、右向きはCounter(逆の)といいます。ですから、このマリンコートのライオンはいずれもCounter Rampant Lionです。 ↓こちらはテーラードジャケット。右が夏用のジャージ素材で、左は冬用のツイードです。 ↓冬用のツイード生

チープ・シックについて考えてみました

かなり個人的な考え方を長々と記載しますので、興味のない方は飛ばしてください。 ◆ 当ブログでたびたび触れる「チープ・シック」。直訳すると「安上がりな」「粋」。1975年にアメリカで発売された本に由来する考え方です↓。 服飾ジャーナリストが、いろいろな俳優やデザイナーにインタビューしながらまとめた本です。「服にお金をかけるのは間違っている」と言っているわけではありません。「すぐに変わる流行を追うのではなく、長く使えるものにお金をかけることで結果的に安上がりになる」という考え方が書かれています。 で、長く使える=ベーシック&お気に入りということ。ベーシックの代表格として、本の中ではジーンズやシャツ、無地のTシャツ、タートルネック、ミリタリーパンツなどを挙げています。「気に入ったTシャツを何着も」なんて記載もあります。 うーむ、自分の中のベーシックと思うモノって何だろうな~と考えたところ、 ①デニム ②テーラード・ジャケット↓ ハリス・ツイード 。かれこれ8年目です ③オックスフォード・シャツ↓ ギットマンのシャツ 。お直ししています。 ④霜降りグレーのスウェット↓ ループウィラー です ④ステンカラーコート ⑤Vネックのカシミアニット ⑥白いTシャツ …といったところが思いつきます。 あとはアウトドアや軍モノとかですかね。アウトドアだったらマウンテンパーカー、軍モノはMA-1やA-2、 N-1 やPコート、トレンチコートなど、昔から生き残ってきたモノは多いです。 バブアー も、古くは軍で使われていたようです。機能が高いモノは、息が長いですね。 ◆ 加えて、私なりにファッションで重要だと思うポイントが2つあります。 まず、「顔立ちに合った服装がある」ということです。 デニムジャケットと顔 でも触れましたが、濃い顔立ちの人は華美な服装も似合いますが、薄い顔立ちの人は服装もあっさりしている方がおしゃれに見えると思います。北方系モンゴロイド(いわゆる「弥生顔」)の東洋人にダブルのジャケットやライダースは似合わない。逆に、アングロサクソン系の西洋人がジェダイ・マスターのような和装をしても、いまいちだと思っています 。 もちろん個人的な感想ですが。 「顔立

Deluxeware (デラックスウエア) 1stタイプジャケット  DX401XX その2

デラックスウエアの1st型ジャケット、DX401XXです。 最初に紹介 してから、もう2年半も経ったのですね。。。 着込んでいるとは言えず恥ずかしい限りなのですが、現状をお伝えしようと思います。 全体像。リジット状態だった以前の姿に比べれば、少し色は落ちました。しかし、2年半にしては…というところ。 ↑しわしわになった鹿革のパッチ。 ↑肘にはハチノスが入りました。 ↑胸ポケットの裏側には、ステッチ入りの当て布が張り付けられています。見えないおしゃれ、江戸っ子ですな。 デラックスウエアが「第二次世界大戦がなかったら」という想定でデニムをつくっているのは以前にも紹介したとおりです。架空の社史などをつくったリアル・マッコイズを彷彿とさせる、面白い取り組みだと思います。 物資統制を受けなかったら、どうなっていたか。 おそらくデニムはより濃くそして厚く、スタイルは時代を察しスタイリッシュに進化を遂げるも存在価値であるワークウエア要素を残したはずだ。  ――デラックスウエアのHPより  こういう考えのもと、同社は「石炭デニム」など何種類か生地を展開しています。中でもDX401XXに使われているのは、14.3oz(微妙!)の「工業用ムラデニム」だそうです。DX076Aというパンツにも使われています。 曰く ジーンズの出生からこれまでの歴史を追い、経緯や流通背景そして製造者のプライドまで仮説にて想定し、オリジナルで製作した、14.3オンスというモデル中最も厚い工業用ムラデニム。濃インディゴによるロープ染色と落ち綿など様々な綿繊維を組み合わせた織糸によって、ムラ感ある濃淡鮮明な色落ちや経年変化を楽しめる。  ――デラックスウエアのHPより   だそうです。同社のDX076Aの色落ちサンプルを見ると、タテ落ちというよりは、ザラザラと点で落ちるような感じになるのでしょうか。 WWIIがなかったら、という空想は、なかなか面白いと思います。最も影響を受けるのはミリタリーアイテムでしょうか。大戦が起きていなかったら、もっと機能が低下していたかもしれませんね。。。

Phil Smart (フィル・スマート) EX01S その2

以前にも紹介したフィル・スマートEX01S の現状をお伝えします。最初の紹介から2年以上たちましたが、主にフルカウントを穿いているため、あまり変化がありません。。。 ↑ちょっと採光の関係で暗いです。実物は、もうちょっと明るく色が抜けています。お尻から腿にかけては太く、裾に向かってややテーパードしていくシルエットです。前にも書いたように、エビスジーンズの2001に似ています。 ↑ヒゲ周り。 ↑左右の腿。右腿の写真が、最も実物に近い色合いです。 ↑後ろ姿。 ↑お尻周り。ベルトループはセンターオフセットです。 ↑赤タブは丸まっていません。皮パッチもあまり変化がないのですが、私はこのデザインが好きなので、これはこれで良しとしています。 ↑ハチノス。太いこともあり、あまり定着していません。 いま穿いているフルカウントの 2014 や 1108XX がすっきりしたシルエットなので、太めを穿きたいときは、このフィル・スマートを手に取ります。でも、出番はそんなに頻繁にないので、劇的な変化はないですね。 このジーンズは、前にも紹介した通り広島の「ジーンズ企画工房」が作っています。この記事を書くに当たって改めてサイトを見てみたのですが、穿きこみサンプルがスバラシイ。しかし27000円て、こんなに高かったかな?値上げしたんですかね。。。