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シンチバックの針の始末 (Freewheelers 1st JKT)

こないだ、フリホの1stのシンチの針について書きました。 ↓結局、針を折り取ってしまいました。   昔流だとベルトごと切り取るところですが、とりあえず針だけ取って、そのままバックルに通しました。 ↑見た目は違和感はありません。 当面このまま着ようと思います。

シンチバックの針 (Free Wheelers 1st JKT)

こんにちは。 前にも書いたのですが、アメリカ北部は日本よりもデニムジャケット(DJ)を着ることができる期間が長い気がします。 日本から、 UES 、 FreeWheelers 、 DeluxeWare 、 FullCount 、 TCB など濃色の1stDJを何着も持ち込みました。ここぞとばかりに着込んでいます。日本では本社勤務だったのでDJで出社するのははばかられたのですが、今は少人数の出先事務所なので、ほぼ私服で勤務できます。私服勤務、いいですね!仕事にも身が入るというものです。 で、FreeWheelersを着ていたときにふと背中に手が回ったときにチクリと痛みが走りました。 ?? 調べてみると、シンチバックの針が生地を貫通して、針が出ています。 考えてみれば、私が今まで着てきた1stDJの多くは、針タイプではなかった気がします。このフリホと、 WarehouseのDD2001XX(1946) ぐらいかな?針タイプをモチーフにしていても、先が丸まっていたりしていました。ここまで鋭い、まんまの「針」は初めてかもしれません。これ、結構、危ないです。 ソファや車のシートの背もたれを傷つけてしまう恐れがありそう。昔の人は切ったりしていたようで、私もJoe McCoyの902はバックルをカットしました。これもそうしようかな…。あるいは針の先を削って丸めるか…。 みんなどうしているのかと気になって調べてみましたが、あまりヒットしませんでした。まあ、こういうモデルを買う人は、もともと一定のリスクを前提にしているのかもしれません。 ただ、 「ちょうど子供の目線ぐらい」 といった書き込みをしている方を見ました。確かに! 混雑している電車では、危ないですね。人の手を刺してしまう可能性もあります。 忠実な再現もいいですが、ちょっと危険なので、もしまた1stDJを買うことがあれば、針タイプは避けたいと思います。

FREE WHEELERS (VANISHING WEST) 601XX-1946 その2

さて、春の足音が徐々に大きくなってきた今日このごろ、みなさんいかがお過ごしでしょうか。私は近くコロナ禍のアメリカに渡りますが、一区切りということで、フリホの1946を洗濯しました。 だいたい2カ月弱穿いて洗濯しました。このところ穿いていたウエアハウス1001やウエス400Tも同じようにしたのですが、フリホは最もはっきりとアタリが出ました。 ↑最も分かりやすいのがヒゲでしょうか。ボツボツっとした点落ちですね。 ↑バックポケット周辺もいい感じです。 ↑革パッチは、たぶん牛革だと思います。目立った変化はありません。 ↑でも、トータルではとてもバランスの良い落ち方をしていきそうです。 さて、渡米後もちまちまと更新していこうと思っているので、よろしくお願いします。コロナ禍で何もできず、むしろ頻繁に更新するかもしれません…。

FREE WHEELERS (VANISHING WEST) 601XX-1946

さて、徐々に渡米する時期が近づいてきました。 最近いろいろと物欲が爆発しているのは、痩せてきてサイズ感が変わったのもあるんですが、ジャパンデニムを取りそろえて米国で穿き込み・着込みたいという願望も背景にあります。 そんな中、米国に持って行きたいなと気になっていたのがフリホの601XX1947でした。 レプリカジーンズの世界では、だいたい1937年、大戦中(1943~45年)、1947~48年、1951年、1966年といった年代のデニムが復刻対象として注目されます。 フリホの定番は1947と 1951 です。 1947年というのは、大戦が終わって資材を調達しやすくなり、それでいて大量生産に至る前の手作り感が感じられるデニムの「黄金期」とされます。ちなみに、フリホを始める前の安井氏が旧ジョー・マッコイでつくったフラッグシップの 905 は、1948年製という設定でした。 1951は作業着からファッションアイテムに向かって洗練されてきた時期のモデル( 旧ジョー・マッコイの 906 も51年製の設定 )。細かいシルエットや仕様は過去のエントリに譲りますが、大量生産が可能になって均質な商品を売れるようになった時代のデニムでもあります。 さて、1947はもっと太くてテーパードもかかっていない野性味あふれるシルエット。今まであまり選んでこなかったタイプなので、穿いてみたかったんですよね。まだ買うつもりはなかったんですけど、直営店デゾレーション・ロウに試着しに行きました。まず1951と同じ31インチを試着したのですが、ウエストは本当にジャスト。デニム伸びてくるだろうから問題はなさそうですが、念のため32インチも穿いてみようと。 そしたら店員さんが「32インチだったら、確かアレがあったな」と出してきたのが、表題の1946年モデルでした。 1946年のジーンズというのは、大戦直後の物資の制約がやや残りつつ、1947年の「黄金期」に向かっていく過渡期のモデル。大戦モデルと一般モデルのディティールが混在しています。最近、ウエアハウスも46年モデルを復刻しています。 フリホの1946は、生地やシルエットは1947と同じですが、ディティールが違います。 ↓写真が暗くて分かりにくいですが、縫製糸はイエローのみ。ボタンは錆止めのラッカー加工なしです。 ↓皮パッチは牛革でしょうか。1947とは同じで

FREE WHEELERS (Vanishing West) 506XX 1st Jacket

8年前にも経験したのですが、痩せてくると洋服のサイズが変わってきて、気になっていたアイテムをオトナ買いしてしまいます。 最近、家内のご指導もあって夜に炭水化物を抜く生活なり痩せてきました。そして、急にいろんなデニムに手を出し始めました。何を試着しても、今までより格好良く見えますし、「頑張っている自分へのご褒美」ということで財布のひもが緩みまくりです。 そんなこんなで、ずっと気になっていたフリホの506XXです。 ファースト、セカンド、サードとひととおり通ってきましたが、 やっぱり大好きなファースとばかり増えてしまいます。 鉄製ボタンはラッカー加工などしておらず、ぴかぴか。 いい雰囲気のレザーパッチ。牛革でしょうか。 506という、リー○イスのファーストの品番そのもの。コダワリを感じます。 ↑ポケットのフラップの裏地はライトオンスのデニム生地。でも、丸まりませんでした。 ↑ポケットのボタン裏には補強のためセルビッジ付きのデニム生地が当てられています。こういう実物があったのかどうかは知りませんが…。 ↑V.WESTの赤タブ。かっこいい。 後ろ姿。裏返して洗濯→乾燥機で、ゴワゴワになっています。 バックシンチは針タイプです。 フリホのファーストの何が気になっていたのかというと、シルエットとディティール、そして生地が良かったんですよね。 ファーストモデルは1900~1950年代に作られたモデルで、息が長いので年代によってディティールはさまざま。最初期はジャケットというよりシャツの延長というか、デニムブラウスと呼ばれていたそうです。着丈は短く、でも身頃はややタイトなボックスシルエット。袖も短く、カフスは手の内側で留めます。 で、このフリホの506XXは戦後のファーストをベースに、シルエットはやや着丈を長くして現代風にしてあるそうです。 生地は14ozで、糸から探したといいます。 フリホが理想とするデニムは粘りと張りがあって、型崩れしにくく、洗えば戻る生地。そして、縦落ちはわざとらしくなく、ほどよい綾立ちとざらつき感があるデニムなんだそうです。 それまでにも糸から探して生地を作っていましたが、2016年(だったかな?)に、さらに理想のデニムに近づけるため、5種類の綿をブレンドした生地をつくりました。 そして、旧モデルのデニムとビンテージデニムを比較分析したところ、縦糸にも横糸に

FREEWHEELERS (VANISHING WEST) 601XX-1951 その3

さて、フリーホイーラーズ601XXの1951年モデルその3です。 前回から7カ月たったのですが、 あまり穿いていないので、 そんなに変化はありません。 ただ、ほかのデニムと一緒に写真を撮ったので、ざっと紹介します。 フリーホイーラーズ(バニッシングウエスト)は、かなり硬派なブランドです。レザーやミリタリーなど、いわゆるビンテージアメカジの分野でゴツゴツの男臭いアイテムを投入しています。 デニムも例外ではありません。というか、めちゃくちゃこだわっています。それもそのはず、リアル・マッコイズのデニム・カジュアルライン「ジョー・マッコイ」を手掛けた安井氏が起こしたブランドですから。 デニム生地にはれっきとした理想があるそうです。型崩れしても洗った戻る、縦落ちは自然に、若干の毛羽立ちがあって…などなど。理想を実現するため、綿から研究して5種類の綿を混ぜているそうです。 ジーンズの品番は601XXで通しながら、1943年モデルや1947年モデル、1951年モデルなど、年代ごとにシルエットの異なるタイプを作っており、リー○イス5○1XXの歴史をたどるような形式をとっています。モデルの年代によって生地の染めの回数を変え、違う色味にしてあります。 この1951年モデルは染めが浅く青みが強い。ウエストはジャストですが、腰回りから股はゆったり広がり、足首に向かってテーパードしていきます。穿くと丸くなるような感じのシルエットです。1947年モデルはパイプドステム、1943年モデルはさらに太い大戦モデルです。 細部も精緻で、銅軸の鉄製ボタンは錆止めのラッカー加工を施し、アタマに向かって太くなっていくキノコ型。縫製糸は1947年モデルよりも番手を細くし、金茶の割合を増やしてあるそうです。 この世界では「誰が気付くんだ」というコダワリが満載なほど喜ぶ変態がいます。フリホはそういう変態を狂喜乱舞させるブランドです。 それでも、ライ○ニングみたいなアメカジ雑誌で取り上げられているのを見たことがありません。大枚をはたいてページを買っている一部ブランドとは一線を画しています。掲載を断っているのかもしれませんね。いずれにしても、強いこだわりを感じるブランドです。

FREE WHEELERS (Vanishing West) 601XXー1951 その2

明けましておめでとうございます。いよいよ2020年になりました。 新年は恒例のデニムネタです。 フリーホイーラーズ601XXが1歳2カ月になりました。 脱いで置きっ放しにしていたのでしわくちゃです。 ひげ。ウエストに比べてヒップ周りは少し余裕があるので、横にビッチリというより、斜めに緩く入りました。 モモの色落ち。ザラッとした点落ちに、ところどころ雨筋のように縦落ちが交じります。 ミミ。激しいアタリが好きな私には、もう少しといったところ。チェーンステッチはウネウネと。 革パッチは飴色に変わってきました。↓ 前回 と比べても分かりやすいポイント。 ↓ハチノス。 フリホはかつて、ブートレガースリユニオンだった時代にも601XXというジーンズをつくっていました。当時は細身で、いわゆる「66XX」のような仕様だったと記憶しています(違ったらゴメンナサイ)。フリホになってからは少しゆったりめになり、3モデルある601XXのなかで最も細いとされるこの1951でも、腰回りやモモには少しゆとりがあります。 週末しかはけない割には、1年ちょいでそこそこ育ちました。色落ちは予想より早めな印象です。

N-1 デッキジャケット 比較 The Real McCoy's × COLIMBO × FREEWHEELERS

世間はクリスマスですね。 私は大半の日本人よろしく無宗教なのですが、年の瀬の浮き足だった雰囲気は大好きです。 浮き足立って、大好きなN-1を比較してみようと思います。 以前も紹介したようにN-1ばかり何着も持っていましたが、いろいろと出入りがあって、いまはリアルマッコイズ、コリンボ、フリーホイーラーズの3着に落ち着きました。いずれも、好きな人は好きな本格リプロダクトメーカーですね。 N-1自体は今まで何回も取り上げてきたので、うんちくはそちらで。 最近は人気でアルパカの価格が高騰したといい、6万、7万を超えるN-1が普通になってきました。アルパカだって、そんなに毛ばっかり刈られてちゃたまらないだろうなと心配になります。 ↓こちらはコリンボ。 私はネイビーしか持っていません。 かつてはカーキも持っていたのですが、どうも似合わない。薄い顔立ちに薄い色合いは、ぼやける気がします。 ネイビーのN-1といえば、背中に「U.S.NAVY」とリフレクターステンシルがつくのが相場ですが、私はステンシルなしのモデルを選んでいます。昔と違って、最近はプレーンモデルも増えてきた気がします。ニーズがあるのかな。 Tシャツとかでもそうですが、年を重ねてくると、プリントものが似合わなくなります。痛々しいというか(←個人の感想です)。 それに、私はアメリカの赴任先でも着るので、アメリカ人にどんな目で見られるんだと気にしてしまいます。いじめられるかも。 東京でアメリカ人が「日本海軍」と書かれた上着を着ていたら、おいおい戦利品のつもりかよ、と思っちゃう。。。 …とまあ、長い前置きはさておき、本題の比較です。 ↓まずは襟のかたち。上からフリーホイーラーズ、コリンボ、マッコイの順です。 N-1といえばショールカラーですが、うちの連中は、いずれもちゃんとした襟の形をしています。特にフリホの襟はデカい。 一番ショールカラーに近いのは、バズリクソンズだった気がします。今はもう持ってないけど。 それから、コリンボはアルパカウールパイルの色合いが薄めです。 ↓次に、生地。右からフリホ、コリンボ、マッコイです。 いずれもコットング