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WAREHOUSE DD2001XX (ファーストジャケット1946年モデル)

最近、急にウエアハウス熱が高まりまして。 今度はファーストジャケットDD2001XXを購入してしまいました。 ウエアハウスはファーストジャケットを2001という品番で出し続けています。 品番は同じですが、生地や仕様を少しずつ変えていて、今も全サイズTバックにした2001XXや、1920年代のファーストを再現したという2001も出しています。 で、私が購入したのは1946年モデルというやつで、大戦直後のファーストをモデルにしているそうです。物資統制は終わったものの、やや厚手の生地とイエローステッチに大戦の名残が。 シルエットは、Tバックモデルと同じく、レギュラーの2001XXよりも少し身幅を太めにしてあるそう。トップスを大きめにする最近の着こなしに合わせたのでしょうか。一時期のファーストジャケットは、実物よりも着丈を長くして細身にしたタイプが主流でしたが、これも時代の流れなのでしょう。アームホールも太いです。 ↑サイズは38と悩んだ揚げ句、40に。身幅は38のほうがちょうど良いのですが、袖が足りなかったです。 赤タブ。上下の端が白い糸で縫われています。 これ、たまたまそうなったんじゃなくて、実際にそういうビンテージがあったからなんだそう。ウエアハウスは、ホント芸が細かい…!!だれが気付くんだ!! そして、胸のボックスステッチ。通常は右側、着用者から見て左側のボックスは上部から縫い始めて二重になるそうなんですが、これは左右とも下部から縫い始めて二重になっています。…いや、だからだれが気付くんだって!! かなりのデニム変態野郎である私が引くレベルです(笑) 生地はWWIIデニムという14oz。 ボツボツとした荒々しい色落ちになるそうです。 今、ウエアハウスの生地はバナーデニムという13.5oz、このWWIIデニム14oz、そして800XXなんかに使われている強撚糸デニム14.5ozという3種類。なんかこんがらがりますが、秋にはさらに酸化デニム2種類を投入するそうで…。いや、大変だ。 ↑今回の購入に踏み切る決め手になったと言っても過言ではない、バックシンチ。 実際のモデルにあった刻印を、日本の職人に頼んで再現してもらったそう。 いやー、ホント、だれが気付くんだ!!! というところが大好きですね。 見えないところにカネをかける、これぞ江戸っ子ってもんです。ウエアハウスは大阪発

WAREHOUSE 1001XX 2本目

久しぶりにジーンズを購入しました。 王道中の王道、ウエアハウスの1001XXです。 実は1001XXは2本目。 以前も紹介した ように、2011年にも購入しました。 形はオーセンティックで、色落ちは折り紙付き。 でも、その後、赤タブが廃止になったり、 復活してもカンヌキ止めされたりしていて、 購入には至りませんでした。 赤タブの変化も好きなので。 しかし、いろいろと見ていたら、皆さんカンヌキをほどいたりして経年変化を楽しんでいる様子。それを知ったら、居ても立ってもいられなくなり、お店に走ったのでした。 ↑で、こちら。 ノンウォッシュを購入してカンヌキをほどき、ウォッシュをかけました。 中には失敗して赤タブがグシャグシャになってしまうこともあるようなのですが、 今回は成功しました。 ↓こちらは全体像。 1001という品番はウエアハウスが創業時からずっと作っています。今は定番のほか、25周年限定の1001XXとか、ダッグディガー(DD)の1001XXとかもあって、それぞれ形や生地が違います。 私が買ったのは定番品で、生地は13.5ozのバナーデニム。腰回りにややゆとりを持たせてひざ下は若干テーパードさせた形。1001XXのラインナップの中では最もすっきりした形だそうです。 ↓ウエアハウスのミミはオレンジ。 ウエアハウスはミミのアタリがボコボコ浮き出てくるところがお気に入りです。 ↓フロントフライは4つボタン。 ↓ベルトループはセンターオフセット。50年代のディティール。 ↓鹿革のパッチ。 これから夏が本格化して暑くなりますが、頑張って穿き込みます。

FREE WHEELERS (Vanishing West) 601XXー1951 その2

明けましておめでとうございます。いよいよ2020年になりました。 新年は恒例のデニムネタです。 フリーホイーラーズ601XXが1歳2カ月になりました。 脱いで置きっ放しにしていたのでしわくちゃです。 ひげ。ウエストに比べてヒップ周りは少し余裕があるので、横にビッチリというより、斜めに緩く入りました。 モモの色落ち。ザラッとした点落ちに、ところどころ雨筋のように縦落ちが交じります。 ミミ。激しいアタリが好きな私には、もう少しといったところ。チェーンステッチはウネウネと。 革パッチは飴色に変わってきました。↓ 前回 と比べても分かりやすいポイント。 ↓ハチノス。 フリホはかつて、ブートレガースリユニオンだった時代にも601XXというジーンズをつくっていました。当時は細身で、いわゆる「66XX」のような仕様だったと記憶しています(違ったらゴメンナサイ)。フリホになってからは少しゆったりめになり、3モデルある601XXのなかで最も細いとされるこの1951でも、腰回りやモモには少しゆとりがあります。 週末しかはけない割には、1年ちょいでそこそこ育ちました。色落ちは予想より早めな印象です。

N-1 デッキジャケット 比較 The Real McCoy's × COLIMBO × FREEWHEELERS

世間はクリスマスですね。 私は大半の日本人よろしく無宗教なのですが、年の瀬の浮き足だった雰囲気は大好きです。 浮き足立って、大好きなN-1を比較してみようと思います。 以前も紹介したようにN-1ばかり何着も持っていましたが、いろいろと出入りがあって、いまはリアルマッコイズ、コリンボ、フリーホイーラーズの3着に落ち着きました。いずれも、好きな人は好きな本格リプロダクトメーカーですね。 N-1自体は今まで何回も取り上げてきたので、うんちくはそちらで。 最近は人気でアルパカの価格が高騰したといい、6万、7万を超えるN-1が普通になってきました。アルパカだって、そんなに毛ばっかり刈られてちゃたまらないだろうなと心配になります。 ↓こちらはコリンボ。 私はネイビーしか持っていません。 かつてはカーキも持っていたのですが、どうも似合わない。薄い顔立ちに薄い色合いは、ぼやける気がします。 ネイビーのN-1といえば、背中に「U.S.NAVY」とリフレクターステンシルがつくのが相場ですが、私はステンシルなしのモデルを選んでいます。昔と違って、最近はプレーンモデルも増えてきた気がします。ニーズがあるのかな。 Tシャツとかでもそうですが、年を重ねてくると、プリントものが似合わなくなります。痛々しいというか(←個人の感想です)。 それに、私はアメリカの赴任先でも着るので、アメリカ人にどんな目で見られるんだと気にしてしまいます。いじめられるかも。 東京でアメリカ人が「日本海軍」と書かれた上着を着ていたら、おいおい戦利品のつもりかよ、と思っちゃう。。。 …とまあ、長い前置きはさておき、本題の比較です。 ↓まずは襟のかたち。上からフリーホイーラーズ、コリンボ、マッコイの順です。 N-1といえばショールカラーですが、うちの連中は、いずれもちゃんとした襟の形をしています。特にフリホの襟はデカい。 一番ショールカラーに近いのは、バズリクソンズだった気がします。今はもう持ってないけど。 それから、コリンボはアルパカウールパイルの色合いが薄めです。 ↓次に、生地。右からフリホ、コリンボ、マッコイです。 いずれもコットング

Oliver Goldsmith の黒縁眼鏡(哲人のように)

私は眼鏡人間です。 今まで 越前国甚六作 や オニメガネ を紹介してきました。 今回はちょっと変わって、イギリスのブランド、オリバー・ゴールドスミスです。 肉厚の黒縁眼鏡、VICE CONSULです。 CONSULというモデルを、ちょっと横長にした感じ。 角ばったフレームに丸みを帯びたレンズが特徴です。 そして、眦に輝く三点の鋲がポイント。10金です。 Oliver Goldsmithのロゴが印字されています。 モデル名も。sというのはサイズで、4つぐらいあるサイズのうち最も標準的。 ちなみにCONSULは「領事」という意味で、VICE CONSULは副領事ということですね。確かに、ちょっとお堅い雰囲気をまとった眼鏡です。 分かりづらいですが、「handmade in Japan」。岐阜県のセルフレーム専門の眼鏡メーカーで作られています。 かつては英国の職人が一つ一つ手作りしていたそうですが、今は職人がいなくなってしまい、日本の工場に発注しているのだとか。 「セルフレーム」といっても、このモデルの素材はアセテート。日本では規制されていませんが、欧米では燃えやすいセルロイドの使用は禁止されているようです。 ↑愛用者として有名な英国の喜劇俳優ピーター・セラーズ。 鼻の低いアジア人に合うように微修正したモデルもあるようです。 ★★ 黒縁眼鏡というと、なんとなく哲学者を思い浮かべます。 答えのない禅問答を楽しんでいるというか。 金属フレームの眼鏡人は、 どっちかというと重商主義というか、 お金儲けがうまそうな印象を受けます(あくまでも個人の感想です)。 こういうお金儲けが上手な人や、 勉強ができる人、 話がうまい人には、 出くわす機会が多いものです。 それなりの割合でいるものですから。 でも、人格者というか、徳の高い人というのは少ない。 希少な人たちです。 そもそも「人格者」というのは、どういう人なのか。 辞書には「優れた人格を持つ人」とか「気品のある人」とか書いてあります。 ちょっと抽象的ですね。 アメリカの心理学者ゴードン・オールポートは、 「健康な人格」に基準を設けました。 ①自己意識の拡大 自分自身に向けられていた関心が

DeluxeWare (デラックスウエア) ファーストデニムジャケット D401XX その3

前回から約1年たち、6歳になりました。 ちょいちょい着ていて、 気付いたらいい感じになってきました。 ↑特に、袖口のヨレた感じがたまりません。。。 しかし、6歳かー。 こないだおろしたばっかりのような気がしますが、 時が経つのは早いものです。。。